佐藤実ゼミでは、先生とゼミ生6人で主に中国思想などについて学んでいます。
前期の授業では、神社などで引くことができるおみくじの、上段に書かれた漢文を中心に読み解きました。これは実際に、先生とゼミ生全員で赤坂にある豊川稲荷東京別院に参拝し、おみくじを引きました。引いたおみくじを使い、調べた内容や自身の考察を加え発表し、意見を出し合うことで新たな解釈を見つけたり、理解を深めることができました。
後期の授業では、卒業論文に向けた準備段階として、各自で調べた中国に関する論文を発表し合いました。論文を読み、筆者の意見に納得する部分や疑問に思う部分を明らかにすることで、疑問の見つけ方や自分の意見を伝える力を身につけることができ、卒業論文を書く為の練習になりました。
またゼミは雰囲気も良く少人数な為、質問をその場で聞くことができ、疑問点などを気軽に話せる環境です。
このように、佐藤実ゼミでは、おみくじを通して中国思想を学ぶ授業と、卒業論文執筆を意識した授業を受けることができ、4年次に向け有意義な時間を過ごせると思います。
佐藤ゼミは12人所属しています。最初は自身の興味があるテーマから、文献を読み、レジュメを作成します。作成したレジュメはゼミ全体で共有し、意見交換を行います。他のゼミ生の発表を聞く中で、新たな発見や新たな分野へ興味を持つきかっけにもなります。
卒業論文作成は３年生の時からテーマを絞り、章立てを考えます。４年生からは本格的に取り組み始めます。毎週ゼミ生がローテーションで発表を行い、自分の書きやすい章や節を一つ書いて発表するのですが、早い段階から卒論を書き始めアドアイスをもらう事が出来ます。また、発表後はmanabaにて感想や意見、アドバイスを書きます。書かれたコメントは次回の授業で先生が紹介されます。
このゼミの良いところは、早い段階で卒論を書き始め、定期的な発表で新たな観点を発見できたり、アドバイスをもらえる所です。
私は文章力に自信がなく、卒業論文に対しても不安だったのですが、授業内で早くから書き始めたことによって、不安を取り除くことができました。授業後にも相談を聞いてくれて、かつ的確なアドバイスを必ずくれます。生徒にとても親身になってくれる優しい先生です。
私はこのゼミを選んで本当に良かったと思っています。卒業論文に不安がある方、佐藤ゼミをお勧めします。