「父母との交流会」報告

比較文化学部比較文化学科学科長 安藤恭子

 2022年11月12日(土)の13:00より、父母と教員の交流会を開催しました。今年度も、昨年度に引き続き、コロナ禍であることを考慮してオンライン形式での開催となりました。開催に際して、佐藤円学部長より「次年度に向けた大学・授業のあり方について現在検討しており、コロナ禍以前の大学運営に徐々に戻していけるように努力している。引き続き、ご協力を賜りたい」という挨拶がありました。続いて、専任教員が自己紹介をおこないました。その後の具体的なプログラムとその内容は以下のとおりです。なお、内容については、議事録を担当した酒井雅代先生の記録をもとにまとめました。

<授業関係について:貫井一美教務委員長>
 貫井一美教務委員長より、教務関係の説明がありました。4年間の学びの流れについての説明、また、成績評価やGPAの算出についても詳しく説明があり、GPAにもとづいた履修指導や履修上の注意についてもお伝えしました。

<学生生活について:赤松美和子学生委員長>
 赤松美和子学生委員長より、新型コロナウイルスに感染した場合、濃厚接触者と判定された場合、また、ワクチン接種後に副反応があった場合の連絡・手続きの方法について説明がありました。健康センターからは「ワクチン接種を検討いただきたい」「年末年始はより一層の感染対策をしてもらいたい」というメッセージが伝えられました。その他、新型コロナウイルス感染症の影響で家計が急変した世帯の学生への経済的支援について、季節性インフルエンザ感染時の対応の変更についても説明がありました。

<国際交流について:渡邉顕彦国際交流委員長>
 渡邉顕彦国際交流委員長より、国際交流の状況について報告されました。2022~2023年度催行予定の短期研修・長期留学プログラムについて、現段階ですでに短期研修・長期留学ともに派遣が再開しているものがあり、オーストラリア、台湾、ドイツでの海外研修が催行済み・催行中で、2022年度夏にはオーストリアでも夏季研修をおこなったほか、国内での文化・言語研修もおこなわれている点が説明されました。その他、海外研修・留学参加費用・単位認定・オンライン語学研修などについても説明があり、今後の予定についてもお知らせしました。

<就職関係について:井上淳キャリア教育センター企画実行委員>
 井上淳キャリア教育センター企画実行委員より、就職関係の説明がありました。就職活動に有効である求人検索NAVIについて説明し、企業の知名度に重点をおいた受動的な活動ではなく、自分の望む働き方やキャリアを見つめ、業界研究等を自分でおこなうことが重要であるとお伝えしました。また、今年度の内定率は一昨年や昨年と比べて回復しており、例年も最終的にはほとんどの学生が就職できているので安心してほしいという報告がありました。大学では、正課科目として、キャリアデザイン・キャリアディベロップメントプログラム、正課外講義として大妻マネジメントアカデミーを提供しているほか、就職・キャリア支援グループ主催の企画や事務窓口で相談を受け付けており、ぜひ利用してほしいことをお伝えしました。

<質疑応答>
 交流会をおこなうにあたって、事前に「質問したいこと」についてアンケートをさせていただき、その結果に対応した回答は担当各委員のご説明の中に含まれておりました。当日の追加のご質問はありませんでしたが、特にご心配が寄せられていた「対面授業の今後」について、貫井教務委員長より確認のためのご説明がありました。これまで対面8割・オンデマンド2割の基準で授業をおこなってきましたが、講義室のソーシャルディスタンスを確保しながらも、専門科目・必修科目等の学習効果を上げるために、可能な限り対面に戻していきたいという方針についてお話ししました。佐藤円学部長からも、コロナの感染状況を見ながら、講義室の収容定員の変更を検討していくことが補足されました。

 以上のプログラム終了後、個別のご質問・ご相談のあるご父母のみなさまには、ご連絡をいただければ回答をさしあげることをお伝えしました。実際、お電話でのご質問があり、それについては担当委員よりご回答申しあげました。
 ご父母のみなさまには、お忙しいところご参加いただき、あらためて御礼申し上げます。対面でおこなうことがもっとも望ましいことと存じますが、オンライン形式であっても、ご父母のみなさまと交流させていただいたことは大変意義深いことと存じました。コロナ禍にあって不安を抱かれているご父母、学生のみなさまときちんと向き合い、みなさまのお声を今後の学科運営に生かしてまいりたいと存じます。