安藤ゼミ

3年ゼミ 広瀬瑠里

 安藤ゼミでは、一年を通して卒業論文の書き方について学んでいきます。
 前期は、卒業論文のテーマを立てることが目標です。なお、この時点で決めたテーマは4年次に変更可能であるため、まだ研究したい内容が定まっていない人も安心して参加してください。前期の前半の授業では、論文とは何かという基礎から学び、テーマをどのようにして発想すればよいか、資料を集める際、どのような資料をどのくらい集めればよいかなどを、教科書をとおして学ぶことができます。前期の後半では、学んだ内容を生かしてテーマを立て、テーマとその内容・意義について発表します。
 後期の授業では、テーマ(前期と変更可)に合わせた序論を作ります。序論とは何か、序論に求められる役割、序論を書くタイミングなど、序論を書くための内容をしっかりと学んだうえで、序論を書き、発表に臨めるように授業が構成されています。
 私はこのゼミに参加した当初、研究したいテーマが定まっていない状態でした。しかしながら今では、卒論のテーマだけでなく、これから本論を書くための展望などが考えられる状態になっています。それはひとえに、親身に相談に乗ってくださる安藤先生や、発表の際に明確な意見をくれるゼミ生のおかげだと考えています。
 安藤ゼミは、卒業論文を書くことに不安を抱えている人から、自身が研究したい内容をどんどん進めていきたいと考えている人まで、どなたでも楽しんで研究ができるゼミだと思います。

4年ゼミ 高橋若菜

 安藤ゼミでは、卒業論文のテーマを自由に設定することができ、各々が異なる分野の研究をしていました。先生とゼミの仲間から質問と意見を聞き、自分とは異なる視点からも研究を深め、より良い卒論に仕上げることができました。
 4年生の前期では、論文の構成や文章の書き方を教わりながら、実際に論文を書き始めました。研究した内容をレジュメにまとめて発表し、先生やゼミの仲間との質疑応答をとおして、論点を整理しました。また、ゼミの仲間の発表を聞くことで新たな知識が増え、自分の研究と比較して見直す機会になりました。
 後期では、論文の推敲を中心に、先生との個人面談を対面とオンラインでおこないました。先生からは、論文のまとめ方や文章の添削を丁寧にご指導していただき、日本語の表現の幅が広がりました。原稿の書き方を習う機会がこれまであまりなかったので、句読点の打ち方や記号の使い分け、論文にふさわしい言い回しなどを教わったことは、たいへん勉強になりました。
 比較文化学部では、他者との比較をとおして自分自身と向き合うことを大切にしています。安藤ゼミでは、自分の力で問いに答えを見つける方法を身につけることができます。二年間ゼミで学んだことは、卒業して社会に出てからも役に立つと思います。