私は2023年の8月から12月まで、ドイツのミュンスターという街で海外研修を行った。ミュンスターはドイツ北西部にあるノルトライン=ヴェストファーレン州に位置し、大学都市として多くのキャンパスが街に存在する。
現地ではWipDafという語学学校に通い、初級クラスから中級クラスまでを受講した。また、研修中にミュンスター以外に幾つかのドイツ語圏の街へと旅行へ行った。ドイツ国内ではケルン、トリーア、ハンブルク、国外ではオーストリアのヴィーンへ行った。ケルンはミュンスターから列車で1時間半のところにあり、ケルン大聖堂が有名な街である。トリーアはフランスとの国境沿いに位置し、ポルタ・ニグラという遺跡を見学した。ハンブルクはミュンスターから列車に乗り3時間で行く事のできる港町で、そこではフェリーに乗ることができる。ヴィーンはドイツから飛行機に乗って1時間で行くことができ、シュテファン大聖堂やシェーンブルン宮殿などの観光名所が数多くある。
また、ドイツは多くの年間行事があり、私も幾つか体験した。その体験を通して、ドイツと日本の文化の違いを感じた。例えば、クリスマス当日の過ごし方に両者の違いがある。日本ではイベントとして大きな賑わいを見せるが、ドイツでは家族と家で過ごす人が多いため街は静まり返っていた。一方で大晦日になると、静かに過ごす日本と対照的に、ドイツでは道端でロケット花火を打ち上げて派手に新年を祝う。このようにドイツではたくさんの貴重な経験があった。今回の研修で得たことを、比較文化学部での学びに活かしていきたいと考えている。