行田ゼミ

田島晴菜

 行田ゼミでは、Listen to Me!という英語のリスニング教材を、週に3回以上CALL教室で学習しています。英語の聞く力や問題解決へのプロセスを身につけることができます。授業時間に加え、各自で決めた空きコマなどの時間にもこの教材を継続して学習しています。ゼミ生の中には、毎日学習している人もいます。単元の最後に行われるテストで正答率があがると、着々と英語力が身についていることが実感できます。
 前期には、Pidgin Grammar: An Introduction to the Creole Language of Hawai‘iという英語で書かれた教科書を読み、ハワイピジンの文法やハワイの歴史を学ぶと共に、自分自身で英語を訳す力を身につけました。ゼミ生全員で協力しながら訳を発表することで、コミュニケーションを図り、全員がとても良い雰囲気で授業に参加しました。
 後期からは、卒業論文に取り組みます。自分で選んだ洋画を素材として、英語教材を作成します。前期に学習したCALL教材と同じ学習理論を用いて作成するので、興味を持ち続けながら卒論執筆に取り組むことができます。行田先生は親身に相談にのってくださり、教材作成への適切なアドバイスをひとりひとりに示してくださいます。しかし、毎週の授業で先生に見ていただける時間は限られているので、自分に与えられた指導時間を有意義に使えるように、問題の意図や構成などを念入りに考えてから授業に臨みます。そのおかげで、計画的に楽しみながら教材作成に進むことができ、自分自身の英語力も向上していると感じられます。
 ゼミ生には英語に興味を持つ人が集まっています。長期休業中に英語圏への海外旅行に行った人や、来年度1年間の留学を予定している人も数名います。この1年間のCALLによる英語学習が、海外渡航の際や卒業論文作成時など、英語力が必要とされる場面で非常に役に立つものであることを深く感じています。