米塚ゼミ

3年ゼミ

宮之原百恵

 3年ゼミでは、テキストに基づいたトピックごとにアメリカの社会問題を取り上げて発表していきます。1つのトピックについて担当者がそれぞれの角度でプレゼンをしていきます。加えて、自分が興味を持ったトピックに関連した映画のプレゼンを行います。プレゼン後は質疑応答や意見交換が行われるという形式です。関連映画については米塚先生がいくつか提示してくださるので、その中から選ぶことも可能です。
 どのトピックを選ぶかは、直前ではなく早めに決定することができるので、比較的余裕を持って準備することができますし、自分がどんなトピックに興味があるのかを確認することができます。私は前期に「アメリカのレイシズム」について、後期には「女性の権利運動」を選びました。他の人たちの発表を聞いて、そのトピックに興味を感じることもあります。
 ミニプレゼンでも各々の発表から様々な知識を得ることができます。講義で身に付けた知識を映画やミニプレゼンでさらに深めることができました。またディスカッションにおいては口頭での質問や意見交換だけではなく、responを使って、誰のプレゼンが良かったかなど、意見や質問を入力する形式もとられているので、ディスカッションが苦手だという人にも、とてもいいゼミだと思います。もちろん自ら発言する機会も必要ですが、先生はとても発信しやすい形で進行してくださるので徐々に発信に慣れていくことができます。
 私は人前で発言したり発表したりすることがとても苦手なのですが、プレゼンの進行表が早めに出て、トピックを自分で選んでから時間に余裕を持って準備ができ、徐々にグループワークに慣れることができました。就活におけるグループディスカッションにも役立つのではないかと思います。また卒論を考えたときに、アメリカの社会問題をunitごとに掘り下げるので、テーマを決めるのにも役立つのではないでしょうか。
 いくつかの映画をプレゼンのために繰り返し見ていると、自分がどのような考えを持っているかということに気づくことができます。先生は気づかなかった点をわかりやすく指摘してくださったり、ヒントをくださったりしますし、レポートに対するフィードバックもとても丁寧です。