学生の感想

八木先生の「古代の書写材と羊皮紙文化」に参加して

匿名

 今回は少人数での開催だったので前回(校外の展覧会)に比べて作品を観察できる時間も長く取れてとても満足のいく時間となりました。また、古代ギリシアの楽器を実際に演奏することも目的の1つだったので、達成することができました。2つ楽器を用意して下さっていましたがそれぞれ音や鳴らし方が微妙に違うことと、音階が割としっかりしていたことが印象的でした。
 羊皮紙とパピルスの体験では普段使っている紙のありがたみを感じましたが、思っていたよりも簡単に作れたと感じました。私たちが作ったものは本当に少しだったので簡単に感じたのだと思いますが、実際に八木先生が持っていた大きいパピルスを作るのはかなり労力がいると感じました。1人では大変ですけど今回は数人で作らせてもらえたので楽しく学べたと思います。完成品を見るのが楽しみです。

匿名

 パピルスと羊皮紙に葦ペンと羽根ペンを使って書いてみることを追体験出来たことは貴重な経験だったと思います。実際に持たせてもらうことで書きやすさやしなやかさを比較できました。個人的には羊皮紙・羽根ペンのほうが書きやすい気がしました。また、蝋板や金属板にも文字を書いてみました。「文字を書く」と言うよりも、「彫る」に近い気がしました。
 前回(校外展覧会)作ったものと比べていましたが、私個人的には2回目の方が細かい小さい文字を書けるようになっていたので、使い続ければ、非常に有効な筆記用具にできるのだろうなと思います。
 また、この講義で特に印象的な体験だったのは、羊皮紙とパピルスを作ったことでした。羊の皮を削ぎ落とす工程の際、4人で取り組んでいたものの、慣れない作業だったので少し時間がかかっていました。中世ヨーロッパでも同じように手で削ぎ落としていたのだろうと思いを馳せながら取り組みました。完成品を見るのが楽しみです。