留学報告会

台湾長期語学研修(国際センター主催)

川又鈴代

 私は国際センター主催の長期語学研修プログラムを利用し、2022年8月19日から2023年2月18日の約半年間、国立台湾大学の語学センターにて中国語を学びました。
 語学センターでは、それぞれのクラスに担任の先生がおり、1クラス9人ほどで様々な国籍の人がいました。私のクラスメイトは、スペイン、フランス、ドイツ、インド、日本人で、英語や中国語を使ってコミュニケーションを取っていました。クラスによって授業の進め方や宿題の量が異なっており、私のクラスでは教科書の例題、ワークブック、作文、先生独自の問題・ディクレーションの宿題が毎日ありました。また3週間に1回ほどパワーポイントを使用し、中国語で発表する機会もありました。発表の内容は、自分の国の昔話や伝統料理、特産などで、7分くらいでまとめ報告を行いました。語学センターでの学習を通じ、中国語の上達はもちろんのこと、様々な国の文化を知ることができ非常に面白かったです。
 語学留学のため現地の方と交流が出来るか不安でしたが、語学センターが台湾大学内にあることから、サークルや留学生交流会などに参加することも出来たため、現地の大学生と交流する機会も多く、中国語の上達に繋がりました。また留学期間中に新年や春節などのイベントがあり、日本との文化の違いを肌で感じることができ、とても貴重な経験となりました。
 留学を通して感じたことは、自分1人で家事やお金の管理と勉強を両立することの大変さです。この経験から親への感謝や、自分で先のことを考え自立した行動が取れるようになりました。また台湾は日本と同じアジアの国ですが、文化や習慣が異なる部分もありました。しかし、台湾の方は外国人に対しオープンマインドで接してくれる人が多く、当初自分が想像していたよりも台湾のことを学び、現地に馴染むことが出来たと思います。新型コロナウイルスの影響を受けている中の留学であったため、渡航後のPCR検査や防疫ホテルでの隔離、ビザの手続きなど、通常とは異なることが多く大変でしたが、自分で確認することの重要性を身をもって感じました。
 これからは留学の際にお世話になった友人たちの様に、自分が来日している外国人や留学生と積極的に交流を深め、日本の文化を発信していきたいです。また、引き続き中国語の勉強も頑張ります。