岩谷ゼミ

比較文化演習履修者4名(氏名は本文中に記載)

 岩谷ゼミではヨーロッパの絵画や建築について取り上げ、作品を考察し発表します。発表は1年を通して4回と多めではありますが、回を重ねるごとにさまざまな知識を身に着けることができ、さらに自分自身の考えも深まっていると感じます。3年の前期は先生からの提示された作品について調べるため、今まで知らなかったことを知る、いい機会にもなり、視野が広がり卒論などに対する選択肢の幅も増えます。このゼミは少人数だからこそ意見や疑問を言いやすく、毎回の発表では、ゼミ参加者から自分自身が気がつかなかった疑問点やヒントが得られ、レポートにする際にはより多角的で内容の濃いものに仕上げられます。(田中梨紗子)

 私は、ゴシック大聖堂と、聖書に由来するキリスト教の図像解釈をテーマにして発表を行いました。自分が選んだ作品に対する問いを立て、比較し、結論に導くという方法をとる事で、西洋美術への理解をじっくり深めることができます。(匿名)

 ゼミのみんなで神田明神やニコライ堂など建築の見学をしたのはとても楽しい思い出です。先生から、歴史や建築様式など解説して頂けるので理解を深めることができました。御茶ノ水近辺は坂道が多く、地形や町の造りを学びつつ、良い運動にもなったと思います。一方、発表に向けての準備は大変です。参考文献を探したり、発表手順に沿って内容を考えることに少し苦労しました。自分のテーマに合った参考文献が見つからないと準備が思い通りに進められなくなってしまうので、テーマ選びも慎重に考えることが大切だとわかりました。(芳賀琴美)

 岩谷先生はいつも丁寧に優しく教えてくださる先生です。レポートの書き方、文献の見つけ方など学生一人一人の課題に対して様々な角度からアドバイスをしてくださります。私自身、レポート作成で行き詰まっていた際に、自分では思いつかなかった角度からのアドバイスをいただきました。そのことがきっかけでレポート作成を進めることができたという経験があります。来年から卒業論文にも取り組み始めますが、岩谷先生にサポートしていただけるため、大きな不安はありません。また、こんなこと聞いてもいいのかな、というような質問でも否定することなく丁寧に教えてくださります。そのため、ゼミ全体が質問しやすく穏やかな雰囲気です。(松田花)