米塚ゼミ

角田桃

 三年次の米塚ゼミでは主に、教科書の章ごとに設けられたテーマに関連する映画を各自で選んで鑑賞し、それについてプレゼンテーションを行いました。
 テーマは、アメリカにおける経済格差や銃規制、移民、人種、ジェンダーの問題などさまざまです。多角的な視点からアメリカの社会を捉えてみると、全く別とも思える諸問題が実は密接に関係していることに気がつきます。自分だけでなく他の学生のプレゼンテーションや、ディスカッションからも新たに得られるものが多くあります。
 プレゼンテーションについては、内容も方法も特に縛りがなく自由なので、一から自分で考えて取り組む必要があります。ただ、テーマや映画も自分の興味のあるものを選ぶので苦に感じることはありませんでした。私は人前で話すことが苦手でしたが、穏やかな雰囲気のゼミなので、それも徐々に克服することができました。そして、プレゼンテーション後には、他の学生や米塚先生のコメントから思いがけない発見をしたり、さらに追究したいことが見つかったりします。
 米塚ゼミは、幅広い知識や気づきを得られるだけでなく、自分の興味のあることを好きなだけ学ぶことができるという魅力があります。学びたいことがたくさんある人、逆に突き詰めたいことがある人にもおすすめできるゼミだと思います。

地域を超えた学び

岸本麗未

 私自身ヨーロッパ文化コースに所属しながらアメリカ文化コースの米塚ゼミを履修しています。そのためアメリカについての知識は他の人達に比べても乏しいと思いますが、ゼミを通して新たに得ることができるので不便を感じることはないです。授業では映画を鑑賞し研究していくのですが、差別問題や宗教問題を取り上げても、ヨーロッパとアメリカでは大きく異なります。その違いに改めて気づけるのも私の中では魅力です。他コースのゼミに所属し様々な地域について自由に学ぶことができるのも、この学部、そしてこのゼミの良い所だと強く感じています。

渡邉成美

 米塚ゼミは、自分の意見を持つことに自信が持てるゼミだと考えます。 授業は、主にテキストの各テーマを元に自分で映像作品を選びパワーポイントを使用し作品について考察等を交えながらプレゼンテーションを行います。テーマは、アメリカの政治や宗教、人種差別、学生ローンなど幅広いです。
 プレゼン発表後、グループディスカッションを行います。グループディスカッションと聞くと、自分の意見を発表するのが苦手な方はネガティヴなイメージを持つかもしれません。私も最初は、自分の意見に自信がないため心配でした。しかし、米塚ゼミでは学生中心でディスカッションを行うからこそ和気藹々としており、意見を言いやすい雰囲気があるため、「自分が気づいた視点や意見を共有したい!」「他の人はどう考察したのだろうか」と自分の意見を持つことに自信が持てたことで興味関心が高まり、楽しみな時間に変化しました。
 1つの作品に対して感じる意見や疑問、感想は人の数ほどあると考えます。そのため、間違っていたらどうしようと自信をなくす必要はありません。他者の意見を聞くことで自分が気づいていなかった視点や考えを知ることは学びになり、多角的な視点で物事を考えることに役立ちます。
 以上のことから、自分の意見を持つことに自信を持ちたい人は是非米塚ゼミをご検討ください。