卒業論文中間発表感想

飯尾美月さん「日本人の韓国・朝鮮観」の報告を聞いて

栗山史帆

 今回の卒業論文中間発表で、飯尾さんは「日本人の朝鮮観」をテーマにしていました。現代でも日本と韓国における文化交流が行われていることは、政治的な国際交流にも繋がっていく良い機会だと思います。その一方で、日本と韓国の間にある国際問題が強調されることによるイメージが先行してしまうことで、適切な相互理解が行われていないこともあるという点は私自身も感じていたので、比較的友好だった時代の日本と朝鮮の相互認識を研究することで、現代における日本と韓国の相互認識を改めて考えるきっかけになりました。また、それを、当時の歌舞伎作品や、日本と朝鮮で起きた漂流事件から読み解くことが出来て、とても面白かったです。

卒業論文中間発表会に参加して

山口万奈

 同じゼミの飯尾さんやアジアコースの発表を聞き、自分の興味関心に近いテーマの理解を深めることはもちろん、アメリカ・ヨーロッパコースの発表を聞くこともでき、着眼点の異なるテーマから新たな学びを得た時間となりました。どの発表も比較文化学部ならではの多彩なテーマのため、ゼミ選択や卒業論文のテーマ決定に悩む人にも良い機会になると感じました。また、私自身も卒業論文の作業を進める上で良い刺激をもらいました。ありがとうございました。