米塚ゼミ

気づく力

清水香月

 米塚ゼミの1番の魅力は「気付く力」が身につけられる所にあると思います。
 授業ではテーマごとに関連する映画を鑑賞、研究発表を行います。研究発表には先生の力は一切加わらないため、毎発表ごとに自分の力で考え率直な意見を交換し合います。だからこそ発表後には質問や意見が飛び交い、非常に活発で有意義な時間を過ごす事ができます。
 最初にも言ったように米塚ゼミでは「映画」という身近な娯楽を使って学びを深めます。普段、映画を鑑賞して学習のきっかけにすることは少ないと思います。しかしこのゼミでの研究をきっかけに、シリアスな映画からコメディー、アニメまで、どんな映画にも時代が投影されていて、社会的意味のあるシーンが多い事に気付きました。そして発表者によって切り取るシーンや意味合いも異なり、自分の観点だけでは見えなかった世界が広がります。教科書や論文はもちろん大事ですが、これからの社会では身近な事から学ばなくてはいけないことが圧倒的に多いはずです。このゼミでは自分で気付く、人に気付かされる、そんな機会を他よりも多く経験することができます。
 主体的で自由であるが故に戸惑いや難しさを感じることもありましたが、逆に言えば正解がないため、自分の世界を追求できる、ある意味やりたい放題です。ぜひ米塚ゼミで自分の気付く力を試し、育ててみてはいかがでしょうか。(三年ゼミ)


横林里奈

 今年度の前期の授業では、教科書の章ごとのテーマに沿った映画を自分で探して鑑賞し、パワーポイントを使った発表を行いました。発表の後には、学生間で意見や感想を言い合います。そこから米塚先生が話を広げてくださることもあるので、様々な視点で映画を観ることができ、自分の視野を広げることができる授業だと思います。米塚ゼミは自由なゼミなので、テーマに沿っていればどんな映画でも大丈夫です。私は、4年に上がる際ゼミの移籍をしたため今年度が初めての米塚ゼミでしたが、このゼミの自由な雰囲気と先生の温厚な人柄のおかげか、はじめからゼミに馴染んで参加することができました。
 卒業論文の執筆に関しても、自分が関心を持ったことや研究したいことであったらどんなことをテーマにしても大丈夫です。アメリカ文化に関することでなくても全然オーケーです。先生はむしろ身近で疑問に思ったことや、自分がよく知っていることについて書く方がいいとおっしゃっていました。そのため、卒業論文の執筆は自分の「好き」を学術的に深めることができる機会になるかもしれません。たまに放たれる先生からの鋭い指摘のおかげでかなり鍛えられたとも思っています。自由に自分の好きなことを突き詰めたい方にはこのゼミはかなりおすすめです。(四年ゼミ)