岩谷ゼミ

ゼミ生8名(氏名は本文中に記載)

 岩谷ゼミでは、ドイツ周辺の彫刻や絵画、建築などの造形芸術に関して発表します。ひとつの作品について情報を収集し、何回か発表することで作品の理解度を上げてより良い発表ができるようにします。また毎回質疑応答があるため、積極的に発言する機会が多いです。(香月菜摘)
 発表することは緊張しますが、先生をはじめとしたゼミのみんなが話しやすい雰囲気で聞いてくれるので発表がしやすい環境です。また他の人の発表について質問する時も積極的に発言しやすく、和やかな雰囲気のゼミです。(太田充紀)
 ゼミ発表では美術作品にフォーカスします。発表の準備のために、まず文献で作品の基本的なことを調べ、これを自分の言葉でまとめます。発表では文献の重要なポイントを指摘して、自分の意見とその理由を述べます。美術作品に詳しくなくても、色鮮やかな絵が好き、風景が好きなど、自分の好みがわかっている人、鑑賞が好きな人なら楽しめると思います。(向口もも)
 私はボッティチェリの《春》という作品について発表しました。作品の中に登場する人物に焦点を絞り、解釈するために文献を基に探究しました。発表では文献を深く理解すること、自分の意見をしっかり主張することや、問いと結論をはっきりさせることが大切です。発表後には先生や他の受講生の意見を聞くことができ、さらに視野を広げて次の発表に繋げることができます。(塚原茉央)
 私はムンクの《叫び》について発表しました。この作品から溢れる不安感の正体を探すことを課題にし、答えを見つけるために文献を探しました。誰もが知っている有名な作品ですが、深掘りされた文献は少なく、結論を見出すことに苦労しました。しかし、先生から時代背景まで視野を広げて見ると良いというアドバイスをいただき、無事に適した文献を見つけ、答えを導き出すことができました。(桐生理子)
 作品を通して、様々な視点からの考察や時代背景を学び、その積み重ねで自分の作品に対する知識や見方が広がったため、美術館に行くことがより楽しくなりました。自分が見つけ出した問題点が文献にあまり書かれていない場合は結論を出すことが難しく、大変です。(綿引更紗)
 質問をすると、先生が持っている知識や関連することも一緒に教えてくださいます。また、発表やその他の質問をするときも一緒に考え、否定的な意見はせずに全て受け止めてくださいますが、文献の引用方法やレポートの形式をきちんと守らなければならず、妥協は許されません。(中條奏)
 岩谷ゼミはまず、「比較とは」から始まり、作品を観察する方法を学びます。これらを授業で身に着けて、先生は私たちのやりたいこと、追究したいことを「全力で!」サポートしてくれます。絵画や造形作品(教会やお城や聖遺物)に興味がある人にお勧めです!(河本万里)