銭ゼミ

アジアコース 3年升本果歩 3年市川楓花

 私たち銭ゼミでは日本と中国を中心に様々な視点から学びを深めていきます。発表を通して自分の意見を述べるだけではなく、他の生徒の意見を聞くことでそこから学ぶことも多く、自分自身の成長にも繋げることが出来ます。
 三年生の前期では、「アジアがアジアを視る」、「アジアから視る」、「アジアを欧米から視る」という三つの視点から各自テーマを選びレジュメを作成し発表します。ゼミでの初めての発表ということもあり、初めは試行錯誤しながら自分の選んだテーマについて調べていくことで、より知識を深めることができます。発表後は先生が詳しく解説を入れてくださるので新たな知識を得ることができ発表者だけではなくゼミ生皆にとってプラスとなっています。また、発表者以外のゼミ生が感想や質問を述べる時間があるため自分と同じ意見であることや、違う意見を持っているといったことに気づくことができるのでとても良い機会となっています。さらに、他の生徒の発表を聞くことで興味深い内容を見つけることができ、これまで以上に関心を持って授業に取り組むことができました。前期のテーマ発表を通して、今までは日本を内側の視点からしかみていなかったのですが外側の視点からみた日本について知ることができ改めて日本を見つめ直すきっかけにもなりました。
 三年生の後期では、卒業論文に繋がる個人のテーマ発表と、2、3人で行うグループ発表があります。テーマ発表では卒業論文の前身となるテーマを決め、発表します。あくまで仮の卒業論文テーマであるため、他のゼミ生の発表や意見を踏まえてテーマを変更することも可能です。発表後は先生の解説やゼミ生の意見を聞きくことで、テーマに関する知識を深めることができます。グループ発表では、社会、文化、歴史に関する研究を行います。そしてアジアの様々な地域の知識を得て、見識を広げます。毎回異なるメンバーと発表するので、ゼミ生同士の親睦を深めながら様々な意見を共有できると感じました。
 日本と中国の社会、文化、歴史に関する比較研究が中心ですが、それだけではなく関連する事柄や国など、時にはアジアという枠を超えた比較研究も行います。また銭先生の取り上げるニュースから、先生の意見や観点から日本や中国の情勢について学ぶことができます。各々の意見を共有し理解することは自身の研究、そして生きていく上で役に立つでしょう。そんな魅力あるゼミは、銭ゼミです。