井上ゼミ

池谷淳美 山﨑咲

 井上ゼミでは、自分の興味や関心のあることに関して研究を進めることができます。先生の専門分野である、国際政治経済やヨーロッパに関することでなければ研究できないと思う方がいらっしゃるかもしれません。しかし、そのようなことに囚われることなく幅広い分野の研究を行うことができます。
 実際に私たちのゼミでは卒業論文のテーマとして、ヨーロッパの移民や教育、アメリカ大統領選挙やアメリカ経済格差、日本における虐待問題と多岐に渡ります。井上先生は、ご自身の専門分野以外のことでも生徒の考えを尊重してアドバイスをしてくださいます。その的確な言葉によって私たちは日々刺激を受け、論文作成を行うことができました。
 授業では、各自が興味のある分野の文献を探し読んだ上でレジュメを作成し、発表を行います。この発表では、みんなが異なるテーマについて話すので自分の知識を増やすことができ、理解を深めることもできます。私はアメリカ文化コースに所属していたため、ヨーロッパ関係のことは全くわかりませんでした。でも、ゼミメンバーの話を聞くことによって「知らない」ではなく「知っている・聴いたことがある」ステップに上がることができました。時事的な内容から過去のもの、日本のことから世界のことに触れることができ、同年代の学生がもつ自分と違った意見や興味について知ることができたということは貴重な経験だと感じています。
 3年次になると就職活動期間が訪れ悩みを抱え不安になることがあると思います。そのような時であっても先生は相談にのってくださり、先輩と話す機会を設けてくださいます。コロナ禍で緊急事態宣言が発令されてもweb会議システムを活用して授業を行っており、先生と生徒での意見交換をすることができます。4年次になると、就職活動に加えて卒業論文の作成を行います。この二つの進捗状況には個人差がありますが、先生やゼミの仲間に相談できる環境があるのでとても心強いです。また、時に焦ってしまうこともありますが井上先生は優しいエールを下さり、自分に自信をつけることができました。例年は、夏季休暇にゼミ合宿を行っています。そこでは卒業論文について自分の考えをまとめ後期に向けて活動します。ゼミは全く関わりのなかった人と一緒になりますが、日々の授業やイベントを通して交流を深めることができます。
 井上ゼミは幅広い分野に興味や関心があり理解を深めたいと思っている方、手厚いサポートを求めている方におすすめのゼミです。