安藤ゼミ

3年ゼミ 小林美晴

 安藤ゼミでは、卒業論文制作に向け、基礎的な部分から論文について学ぶことが出来ます。三年では、論文の概要やテーマの決め方、資料の集め方や文章の書き方などを一から学ぶことが出来ました。授業を通し、卒論についてのイメージができなかったものが、今ではどのように卒論制作を進めていくのかというイメージができるようになりました。
 授業では、ゼミ内で発表する機会もあります。質疑応答では、一人でやっていては気づかない部分に気づかされ、新たな視点を発見できました。卒論のテーマも人それぞれで、テーマが似通ったものが少ないので、類似点や相違点を見つけることにより、新たな発見が出来ます。
 安藤先生は私たちに対しとても真摯に向き合ってくださり、対面の時はもちろんのこと、オンライン授業のときもとても心強かったです。また、説明もわかりやすく、授業中につまずくことはほとんどありませんでした。
 このように、安藤ゼミでは、卒業論文制作に向けて基礎から学ぶことが出来、お互いのゼミのメンバーと共に高め合うことが出来ます。卒業論文制作に不安がある方でも、周りのメンバーと共に成長できると思います。


4年ゼミ 森朱子

 本ゼミを担当される安藤先生の専門は日本近代文学ですが、学生は国内外の様々な分野に関心をもち、それぞれ全く異なるテーマで卒業論文を執筆しています。21年度は、日本の文化に焦点を置き、比較対象としてヨーロッパの文化を研究する学生が多く在籍しました。
 四年次のゼミでは、三年次で学んだ論文執筆の基礎を生かし、前期から執筆に向けた調査を始めます。実際に書き始める前に、「文化研究の意義」について考える授業があり、自身の卒業論文を書くうえでの心構えをすることができます。
 その後の中間発表にて、調査した内容をレジュメやスライドにまとめてプレゼンを行います。所属する学生全員で意見交換を行うことで、自分では思いつかない視点からアドバイスを受けることができ、論文の説得力をより高めることができました。
 後期になると、本格的に執筆が始まるため、個別指導が中心となります。コロナ禍ということもあり、オンライン上の指導が中心でしたが、柔軟に対応していただけました。安藤先生からは、論文の矛盾点や拙い部分の添削のみならず、段落構成や句読点の入れ方に至るまで、丁寧に指導していただきました。
 二年間を振り返ると、まさに「卒業論文の執筆」に特化したゼミでした。仲間の発表を聞くことで刺激を受け、経験豊富な安藤先生から指導していただける環境に身を置けたことで、自分自身の視野が広がったと感じています。