父母懇談会報告

比較文化学部比較文化学科長 石川照子

 2021年11月13日(土)の午後、オンラインによる父母との懇談会を開催しました。はじめに佐藤円学部長が挨拶し、オンライン方式の実施により、多くの制約の中で授業が行われている現状が説明されました。その上で、コロナ禍によって昨年度は父母との懇談会が中止されましたが、今回はオンライン形式とはいえ交流の機会が開催された意義について述べられました。続いて専任教員が、それぞれ自己紹介を行いました。

 次にまず授業に関して、貫井一美教務委員長から主に以下についての説明がありました。

  • ・1年から4年までの学び…1年:第2外国語の選択、2年:コース選択、3年:ゼミの開始、専門を深め卒業論文の枠組みを模索する、4年:卒業論文の執筆、総仕上げ
  • ・3年次進級要件
  • ・GPA…履修ガイドブックを参照する必要性。留学の要件にもなる(長期)。
  • ・履修ガイドを理解していない学生が多いことへの懸念

次に国際交流・海外研修について、渡邉顕彦国際交流委員長から、以下の説明がありました。

  • ・来年度予定されている短期海外研修プログラム
  • ・長期研修プログラムの一覧
  • ・2020〜2021年度は研修・留学は全て中止
  • ・2022年度の見込み
  • ・参加費用
  • ・単位認定
  • ・長期研修の募集について
  • ・全学部対象のプログラムは、長期・短期ともに、UNIPAにて学生に告知。注意深く見るように大学として呼びかけている
  • ・コロナ禍におけるオンライン短期語学研修 (国際センター主催)…実施期間、相手国、参加人数、費用に関する説明、参加学生の感想紹介

 最後に就職関係について、井上淳キャリア教育センター企画実行委員から、以下の説明がありました。

  • ・求人検索NAVIについて
  • ・4年生の内定状況
  • ・企業側の現況
  • ・選考の様子
  • ・大学が主催している業界研究講座の紹介
  • ・大学掲示板をこまめに確認することが大切

 以上の説明の終了後、質疑応答を行いました。
 質疑応答のなかで専任教員から以下の補足説明がありました。

(貫井教務委員長より)

  • ・大学からの掲示をよく見る習慣をつけることが大切
  • ・「定期的に」UNIPAや掲示板を見ることが必要

(渡邉国際交流委員長より)

  • ・HPにて、学部の長期留学に関する経験者の声や、これまでの募集要項を見ることが可能
  • ・来年度の募集は、これまでの応募要項とほぼ同じになると思われる
  • ・GPAは、長期の留学をする場合は、2.5以上。短期のものにGPA要件はなし
  • ・ウェブサイトの情報を確認し、国際センターを活用することが必要
  • ・来年度のオンライン語学研修に関する情報は、これから通知

(井上キャリア教育センター企画実行委員より)

  • ・就職活動において、学生時代に力を入れていたこととして、何をアピールしたら良いのかという学生からの質問が多い。
    →学問に関することが適当なのではないか。授業への取り組み、授業がどう身についたのかアピールする。

(安藤恭子学生委員長より)

  • ・カウンセラーの先生方より、コロナ禍において孤独感を感じる学生からの相談があったという報告。進路のことで悩む学生もいる。
  • ・相談センターの開室時間に関しては、HPで確認をすることができる。

 最後に佐藤学部長から、何か相談がある場合は、別途個別相談も可能であることが伝えられました。また、オンライン授業に関して、これまでに寄せられた賛否両論の意見についても紹介されました。そして、今後の授業形態が変更になる可能性もあるため、HPやUNIPAを通して情報を確認する必要があることが伝えられました。
 今回コロナ禍の中で、初のオンライン形式による父母懇談会を開催しました。父母のみなさまからは、貴重な声をうかがうことができました。対面での交流がなかなかできない状況であるからこそ、オンラインとはいえこのような父母と教員との意思疎通の機会は、大変重要であると痛感しました。今後の状況はまだ明確に見通すことはできませんが、これからも父母と教員の意思疎通の機会をもつことを検討していきたいと思います。
 最後に、お忙しい中当日御参加下さった御父母の方々に、改めて御礼申し上げます。また、この記録は当日書記を担当して下さった加藤彩雪先生の議事録をほぼ参照して作成しました。加藤先生にも感謝致します。