米塚ゼミ

成田乃愛

 私が所属している米塚ゼミの魅力を一言で言うと「自由」です。アメリカと言えば「自由の国」、アメリカコースを専攻としているならぴったりなゼミだと思いませんか?「自由の国アメリカ」を「自由」に学べるのが米塚ゼミです。突然ですが、みなさん。2020年アメリカで起きた事件や抗議デモを覚えていますか?アメリカでの出来事は、国内のみならず世界中で報道され日本人の私達も知らない方はほとんどいないでしょう。アメリカが抱える人種差別問題、貧困問題、移民問題、様々な社会問題を抱えるアメリカが本当に誰からも支配されない「自由の国」と言って間違いないと思いますか?しかし、「自由」とは自分らしく生きることの「自由」でしょうか?はたまた好き勝手にするのも「自由」と言えますよね?そうなんです。「自由」って簡単に思えて意外と難しいです。じゃあ、「自由」が魅力の米塚ゼミってまさか?はい、一筋縄ではいかないですよ〜。私が意味する「自由」は、全てセルフという意味でした。アメリカの社会・歴史・文化の様々な問題からテーマを選択、テーマに合わせた映画を見つけ、映画を考察・問題提起しプレゼンを自分一人で作り上げ発表します。個人の持つ価値観や考え方、全て正解なんてありません、自分の持つ考えや疑問を述べ多様な意見を聞き、視野を広げながら最後には「もっと、知りたい!」と、とことん追求したくなるゼミ、それが「自由」が魅力の米塚ゼミです。 (三年ゼミ)

井上茉由

 私は米塚ゼミで主体性がかなり鍛えられたと感じています。それは4年生になるまでの、アメリカにおける様々なトピックに関連した映画を鑑賞し、研究発表を行い、グループディスカッションをするという授業だけではなく、卒業論文の執筆過程でも強く感じました。最終締め切り前に何度かピアレビューがあるくらいで中間提出はなく、自分のペースで書き進められる自由度の高さに最初は戸惑いながらも、先生に添削を依頼し、フィードバックを貰うの繰り返しでなんとか提出することができました。こうして試行錯誤を重ねていくことが、主体性を養い、自信に繋がるということを学べました。また、先生が仰っていた、論文は教員の指摘や助言を一度本人が咀嚼した上で、本人が書いてゆくものであり、教員に言われるままに書いたら、それは誰の論文なのか?という言葉のおかげで、私はフィードバックから自力で試行錯誤し、自分なりの論文を完成させることができました。先に述べた研究発表も、普段は娯楽として鑑賞していた映画を社会派エンターテイメントとして鑑賞したので、とても面白かったです。私個人としては、ニュースを見るよりも頭にスッとアメリカの時事が入ってきて良いなぁと思いながら、授業に取り組んでいました。そして、このゼミに所属してからは、社会派エンターテイメント的要素を含んだ映画をプライベートで鑑賞しにいく機会も増えました。それによって、映画を見ながらアメリカ社会の現状を知り、どのように問題提起されているかを学ぶことができました。つまり、主体性を鍛えつつ楽しく学べる、「オイシイ」ゼミだと胸を張って言えます。 (四年ゼミ)