石川ゼミ

町田朱音

 私たち石川ゼミでは、ジェンダーに視点を当て、それを多方面からアプローチすることによって知識を深めます。そして自身の疑問に思ったことに対して、常に探求心を持って勉強に臨んでいます。
 内容は、三年次前期ではジェンダーについての本を読み、要約して報告を行います。後期では、夏休みの終わりまでに卒業論文のテーマを大まかに決めるので、そこで一人ひとりにあった論文を先生が見つけてくださいます。その論文を要約し報告を行います。どちらの報告も学生たちからの質問や意見が多く、有意義な時間です。報告での質問を通して自身の新しい疑問にも気づくことが出来たり、視野が広がったりするので、学ぶ意欲が強い学生しかいないこのゼミならではの特徴であります。先生も毎回のゼミで、難しいところはかみ砕いて分かりやすく説明してくださり、ひとりひとりへの補足のコメントを言ってくださるので、自身の疑問点の核心をつくことが出来ます。
 先生は、学生とのコミュニケーションもしっかりとってくださり、プライベートのことも気にかけてくださるので、ゼミが始まる前は和やかな空気が流れています。しかし報告が始まると皆集中して取り組むので、そのメリハリが出来ているところもこのゼミの特徴です。
 目まぐるしく変化するこの世の中で、課題が多く残るジェンダー問題や女性について真剣に考えています。意欲の強い学生が、大きなやりがいを感じられるゼミです。

加藤麻椰

 私たち石川ゼミは、さまざまな視点からジェンダー問題について学ぶゼミです。ジェンダー問題に興味のある学生が集い、各々のテーマに沿った研究をしています。
 三年次後期になると、卒業論文を視野に入れた授業になり、先生が各々のテーマに沿った論文を選んでくださいます。論文は要約し、さらに調べる必要がある部分は調べ、発表していきます。この時期に、テーマを絞るのは難しいと思いますが、心配はいらないです。私も、三年次にはK-POPアイドルについての論文を考えていましたが、四年になる頃には男性化粧をテーマにし、卒業論文を仕上げました。
 四年次には、各自卒業論文に関わる内容を研究し、授業内で発表、並行して卒業論文を作成していきます。報告時には、全員からの質問を受け答えていきます。この質疑応答は、自分では気づくことのできなかった点に気づくことができるので、論文をさらに良いものに書き上げることができます。また、研究内容はみな異なるので、毎週の授業で自分の研究する内容だけでなく、新しい知識を身につけることができとても楽しいゼミだと思います。
 石川ゼミは「勉強ゼミ」と呼ばれているそうですが、私はそう感じたことはありません。先生の熱心な指導のもと、自分の興味のあることを学び、学生みんなでジェンダー問題について議論していく、学ぶ意欲のある学生が多いゼミです。また、お互いに切磋琢磨し研究をおこなっているので、ゼミ生の仲もとてもいいと感じています。卒業論文作成に関して不安を抱えている学生も多いと思いますが、一つ選ぶ基準として、楽そうなゼミより、少し大変そうなゼミの方が有意義なゼミ生活を送れると思います。