井上ゼミは興味のあるテーマを存分に追求していくことができます。先⽣が国際政治経済学を専⾨とされているため、「国際政治経済にまつわるテーマでなければ」と思うかもしれませんが、全くそんなことはありません。
実際に私たちのゼミでは卒業論⽂のテーマとして、貧困問題から和菓⼦、⽇本史と多岐にわたったテーマが扱われておりました。そのような専⾨外のテーマに対しても、井上先⽣は、私たちと⼀緒になって勉強をして下さり、⼿厚くサポートして下さったため、⽣徒である私たちも常に気持ちを引き締めて最後まで取り組むことができました。
授業では、テーマごとの学術論⽂や書籍を読んだ上でレジュメを作成し、発表を⾏います。ゼミメンバーの発表が⾃分と全く異なるテーマだとしても、発表を聞いて理解することは⾃⾝の知識を深め、視野を広げることができ、⾮常に有意義な時間を過ごすことができました。
3年次になると就職活動の悩みがつきものですが、先⽣だけでなく先輩との交流もあるため、就職活動等の相談も積極的に⾏うことができます。また、授業内の発表や質疑応答では、「伝える⼒」を鍛えることができました。何が聞かれ、何が求められているかを瞬時に汲み取り、答えるというごく当たり前の作業は、就職活動において基本となり、非常に重要視されます。そのようなトレーニングを3年次のうちから取り組めることは井上ゼミならではの特権であると感じます。
国際政治・経済を専門とされている井上ゼミは、卒業論文のテーマは自分が研究したい意思があれば事例が無くても研究する事が出来ます。私は在学2年から戊辰戦争について研究したいと思っておりましたが、私が所属するコースでは戊辰戦争を取り扱っている先生がいませんでした。そこで私は最後までしっかり面倒を見てくれそうな先生に決めようと思い、担任の先生であり、1年から授業に出た際にいつも気にかけて下さった井上先生にしようと決め、コース越えをして井上ゼミに行きました。
授業は井上先生の人柄同様真面目に時には和気藹々としており、また皆が各々テーマに沿って発表し、最後に発表者以外から質疑応答の時間があります。その時間帯は先生からの助言もありますが、同い年の目線での考え方や汲み取り方を知るきっかけがあるのが井上ゼミの魅力だと思います。そして先程の繰り返しにはなってしまいますが、一番の魅力はどこの先生にも負けない最後の最後まで面倒を見てくれる点だと思います。4年生になると卒業論文と就職活動を並行してやる事は大変ですが、今年は突然のコロナ禍になり皆両立に上手くいかず辛い思いをしました。ゼミ生皆が辛い時に井上先生は優しくエールを下さり、時には夜遅い時間でも個別に卒業論文や就職活動の相談に乗って下さいました。そんな面倒見が良い先生の下で最後の大学生活を有意義に過ごしたい方、様々な事に興味・関心がある方には是非おすすめのゼミです。