ジョンソンゼミ

3年ゼミ生一同

 私達ジョンソン3年ゼミでは、「1945年のクリスマス」という本を使い、ジェンダーの視点から”女性の権利”について学んでいます。
 例年通りであれば、毎週金曜日の3限目にみんなで教室に集まって本や参考文献についてのディスカッションをしながら講義を進めていくのですが、今年度はコロナウイルスの影響で、学校の教室を使えない期間が長かったため、”ZOOM”を用いてオンラインで講義を行ってきました。最初の頃は先生も私達もオンライン講義に慣れておらず、苦戦することも多かったですが、今は問題なく毎週ZOOMで講義を行なっています。
 ジョンソンゼミのテーマとして”ジェンダーの視点から児童の過去と現在を比較する”とあるように、ジェンダーの視点から女性の権利が過去と現在でどう変化したか?を教科書代わりの1冊の本のうちの1章を毎週読むことが宿題になり、読んだ部分について皆でディスカッションする事が当ゼミの主な内容です。
 先生は私達のディスカッションが上手く進むように参考資料の提示や、女性の権利について丁寧に教えてくれます。また先生は日本語ネイティブではありませんが、わかりづらいことがあって質問をしても丁寧に教えてくださるので、困ることはあまりありません。
 来年度の4年ゼミでは、卒業論文制作を始めますが、3年ゼミで学んできた、ジェンダーの視点から、”男女のファッションの違い” “子どものおもちゃの男女の違い””日米間の子供の教育の違い”等を過去と現在から比較して制作したいと考えています。
 みんなで卒業できるように来年も頑張りたいです!

4年ゼミ生一同

 本年度のゼミはzoomを利用したオンライン授業のみでしたが、前期は卒業論文の進め方や注意点を共有し、後期は個別に面談形式で進捗状況を確認していました。
 また、感染拡大の影響から大学や図書館などの利用が制限されるなどして不安な面もありましたが、先生からテーマに沿った文献や記事の紹介、アドバイスをしていただき、相談しやすい環境が整っていました。
 今回私たちが取り組んだ論文の題材は様々です。三年次の授業では大妻コタカの自伝から女性史やジェンダーに関する問題への理解を深めました。そのことがきっかけとなり、日本の「子育て」「結婚」「女性の社会的地位」について疑問を抱いてテーマに設定した生徒もいました。また、留学先のドイツで好きなことをして生きていることに興味を持ったことから、その根底である教育制度を日本とドイツで比較するなど、ゼミ生8人各々が関心を抱いたテーマを設定し、多様性のある卒業論文を完成させました。
 この執筆を通して、書籍を読むことで知識を重ね、多くの文献から必要な情報を見極める力がつきました。また、すでに研究されている文献から新たな発見をするために、継続して物事と向き合うことの重要さ、物事を多角的に捉え、柔軟に考える力を身に着けました。過酷な環境ではありましたが、ゼミ生、先生の協力のもと、無事に完成させることができました。今年は一度も会う機会がなく残念ですが、卒業前に一度集まって顔を合わせられたら良いなと思います。