オーストラリア長期留学報告 

佐藤花音

 私はオーストラリアのモナシュ大学に7ヶ月間留学しました。私は留学生活を通して、様々なことを経験し、沢山のことを学びました。
 私の留学生活を語る上で欠かせない存在となったのは、留学先で出来た海外の友達です。海外の友達ができたことにより、英語を話すことへの恐怖心が消えました。今では、日常で英語をなるべくたくさん話す機会が欲しいと思うようになりました。そして初めての海外の生活に不安があった私にとって、海外の友達の存在は大きく、心強い味方となってくれました。彼らに何度も助けられ、本当に感謝しており、今でも連絡をとっています。
 その他にも留学に行かなければ会うことのできなかった国の人々や異文化や様々考え方をたくさん知ることができました。私はホームステイをしていましたが、3つのご家庭にお世話になりました。ホストマザーの出身地は様々で、ギリシャとスリランカとオーストラリアの人たちでした。全てのご家庭にそれぞれの良さがあって他国の文化をよく知ることができました。本当に楽しかったです。ですが、今まで私は日本でしか暮らしたことがなかったので、オーストラリアでの生活はカルチャーショックの連続でした。そして、いかに自分が先入観を持って生活をしていたかを痛感させられました。自分の当たり前が当たり前でないことが多々あり、海外への理解力が増したと思います。
 その他に私が成長したと思うことは、英語をもっと勉強したいと思うようになったことです。そう思ったきっかけは、友人やホストマザーと英語でメールや手紙のやり取りをするようになったからです。もっと相手に、自分が伝えたいことを正確に言えるようになりたいと思うようになりました。また、海外の文化や情勢に興味を持つようになりました。それは単純に、自分の友人の母国の情勢や文化を知りたいと思ったからです。彼らの母国の情勢が悪化したり、問題が起こったりすると悲しい気持ちになり、心配になります。異国の文化を理解して、勉強して、その上で海外の友達と仲良くなっていきたいと思うようになりました。私が通っていたモナシュ大学は現地の人以外にも色んな国の人が集まる場所で、街に出ても現地の人や違う国の人たちが経営する飲食店がたくさんあります。そんな場所にいるなかで色んな国の人たちと関わっていくと、異文化にも自然と興味が湧くようになると思います。
 この経験は留学後の生活にも活かしていけると感じています。私はカフェで働いていますが、たまにいらっしゃる海外お客様と英語でお話しをして、新しく学んだりすることがあります。こういうことがあると留学してよかったなと思います。留学したことにより、自分の視野が広がり、物事の考え方が変わりました。また、海外の友達やホストマザーと出会えて自分のコミュニティの輪も広がりました。とても楽しくて貴重な経験ができたと感じています。機会があればまたオーストラリアに行きたいと思っています。