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faculty 教員紹介

岩谷 秋美 (准教授) Iwaya Akimi

たくさんのことにチャレンジして、さまざまな経験を積み重ねてください。

専門分野

西洋美術史・西洋建築史

オフィスアワー

水曜日3時限目

研究内容

  • ゴシック建築・彫刻
  • ウィーン近代建築・絵画

主な授業内容:比較文化論

【ブックデザイン ―― 本の装飾 】
 この授業では、「ブック・デザイン ―― 本の装飾」をテーマに、書物を造形芸術のひとつとして捉え、美術史の観点から考察します。書物のデザインには、装丁、挿絵、フォントなどの多くの装飾要素が含まれ、時代や地域によってそのスタイルは変化しました。ヨーロッパの作品を中心に据え、日本の伝統的な本や現代の本などと比較しながら、書物を彩る装飾の特徴を探りましょう。
 この授業は、講義と実習から構成されます。講義では、ヨーロッパにおけるブック・デザインの歴史とともに、その基本的な分析方法を学びます。実習では、講義で学んだ知識を活かして、実際に本を手に取り観察、そして分析することで、知識を定着させ、分析手法を身に着けます。書物の比較を通じて、文化の違いを学びましょう。

ゼミについて:かたちと意味を読み解く

このセミナーでは、造形芸術を分析する基本的な方法論を学び、実践します。ヨーロッパの絵画、彫刻、建築作品をじっくり観察し、かたちの系譜をたどり、審美的価値を考え、隠された意味を探りましょう。

  • ゼミ活動紹介については、こちらをご覧ください。

担当科目

新カリキュラム 旧カリキュラム
ヨーロッパ文化研究EI・E ドイツ文化研究I(歴史と風土)※2025年度まで
ヨーロッパ研究入門CI(文学と芸術) ヨーロッパ研究入門EI・E(ドイツ文学と芸術)
ドイツ語I
ドイツ語セミナーDI・D 現代ドイツ語中級セミナーI
比較文化論
比較文化演習I
比較文化セミナーI

主な著書・論文等

区分 著書・論文名等 掲載誌・発行所等 発行年月
論文 「ハンス・マカルトと皇帝の凱旋行進 デューラーが見た19世紀ウィーンの「歴史主義」」 『ウィーン 総合芸術に宿る夢』(西洋近代の都市と芸術 4)竹林舎 2016年
単著 『ウィーンのシュテファン大聖堂 ゴシック期におけるハプスブルク家の造営理念』 中央公論美術出版 2017年
共訳 『ゴシックの匠 ウィトルウィウス建築書とルネサンス』 鹿島出版会 2018年
論文 「祈りの空間 ニュルンベルクのザンクト・ローレンツ聖堂におけるシュトース作《天使の挨拶》」 『祈念像の美術』(ヨーロッパ中世美術論集3)竹林舎 2018年
論文 「皇帝フリードリヒ三世墓碑のリアリズム ゴシック末期における墓碑彫刻の形式と表現」 『東京藝術大学美術学部紀要』第55号 2020年

略歴

  • 2014.3 東京藝術大学大学院美術研究科博士課程後期修了、博士(美術)
  • 2014.4- 東京藝術大学美術学部 教育研究助手
  • 2017.4- 東京藝術大学美術学部 専門研究員
  • 2019.4- 東京藝術大学美術学部 助教
  • 2021.4- 大妻女子大学比較文化学部 准教授