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faculty 教員紹介

酒井 雅代 (准教授) Sakai Masayo

大学生活を通して、想像力と創造力を身につけていきましょう。

専門分野

日本史、17~19世紀の日本と朝鮮半島との関係史

オフィスアワー

火曜日2時限目
水曜日3時限目

  • オフィスアワー以外の時間帯も、事前に相談いただければ対応可能です。

研究内容

日本近世史・近世日朝関係史を中心に、人と人、人と社会とのかかわり、社会のしくみについて考えています。

主な授業内容:日韓関係論

この授業では、日本と朝鮮半島の歴史を、古代から近代まで通観していきます。国際問題としてクローズアップされることが多い両国の関係史を理解し、多角的な観点から歴史をとらえます。まずは歴史をきちんと知ることから、両国関係を考えていきたいと思います。古代から近代までの日韓関係史についての知識を獲得し、これからを考える思考力を滋養することを目標にしています。

ゼミについて:「単純な理解」を超えて

ゼミでは、日本と朝鮮半島の関係に目を向けながら、歴史のなかの個々人を知るところから始めていきます。国どうしが「友好」関係にあった時代、両国の人はみな親しく付き合ってきたのでしょうか。「険悪」の時代にはどうでしょうか。文化の違いを超えて交流を深めている場合もあれば、そうでない場合もあり、そもそも相手をまったく知らない場合もあります。個々人に目を向けてみると、社会はそこまで単純な構図では描けません。現在も、アジアについては、国際問題としてクローズアップされることが多いわりに、イメージが先行し、きちんとした相互理解に至りません。他者のことを、とくに歴史や文化といった背景まで知り、好き嫌いや良い悪いといった「単純な理解」を超えて、多角的な視野を得ていきましょう。

担当科目

新カリキュラム 旧カリキュラム
比較文化入門
日本の近代化と世界
日本の社会と民俗
日韓関係論
国家と民族
アジア文化研究EI(宗教と文学)
比較文化演習I
外国語で学ぶ比較文化 ※2026年度より
比較文化セミナーI

主な著書・論文等

区分 著書・論文名等 掲載誌・発行所等 発行年月
著書 『近世日朝関係と対馬藩』 吉川弘文館 2021年2月
論文 「近世後期対馬藩の朝鮮通詞」 松原孝俊・岸田文隆編著『朝鮮通信使易地聘礼交渉の舞台裏―対馬宗家文庫ハングル書簡から読み解く―』(九州大学出版会)pp.407-441 2018年7月
論文 「朝鮮信使大坂易地聘礼交渉と対馬藩」 朝鮮通信使学会(韓国)『조선통신사 연구(朝鮮通信使研究)』第31号、pp.49-95 2021年6月
論文 「韓国所在の近世日本関係史料について―近世日朝関係史料を中心に―」 『歴史評論』第834号、pp.50-60 2019年10月
論文 「朝鮮信使易地聘礼交渉の頓挫と再開―朝鮮通詞と倭学訳官の交流を中心に―」 『日韓相互認識』第8号、pp.1-30 2018年2月

略歴

  • 2018.3 名古屋大学大学院 文学研究科 博士号(歴史学)取得
  • 2018.7-2019.6 韓国 ソウル大学校 奎章閣韓国学研究院 客員研究員
  • 2019.6-2020.4 韓国 ソウル大学校 奎章閣韓国学研究院 フェロー
  • 2021.9-2022.3 札幌大学 地域共創学群歴史文化専攻 非常勤講師
  • 2022.4- 大妻女子大学比較文化学部専任講師(現職)

所属学会

歴史学研究会、日本歴史学会、名古屋歴史科学研究会、近世史研究会、日本史研究会
韓日関係史学会(韓国)、日本史学会(韓国)、朝鮮通信使学会(韓国)