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courses アメリカ文化コース

アメリカの文学と芸術、歴史と思想など、学生の関心に応えるテーマを扱います。
多人種・多民族の多様な文化が混ざり合い、新しいものを生み出すアメリカ文化を多面的に学びます。
英語はネイティブスピーカーの指導と最新のCALL設備で、聞く・話す・読む・書く能力を確実にレベルアップ。
多様な専門分野の中から自分の研究テーマを見つけられ、少人数制の丁寧な指導のもと、充実した研究を進められます。

ことばと社会のかかわりの解明
(江頭 浩樹 教授)

言語の研究には人間本質(nature)へのアプローチと、文化・慣習(nurture)へのアプローチがあります。本ゼミでは後者のアプローチを研究します。一例を示すと、英語のfourth floor(4階)という表現の発音に関して、話者が属する社会的・経済的身分によって違いが生じます。社会的・経済的身分が高い人ほど、[r]をはっきり発音する傾向があります。年齢・性別、民族的背景、職業などの違いにより生じる言語使用の変化を研究します。

学生による江頭ゼミ紹介(比較文化学会会報『カリオペ』2023年度版より) 学生による江頭ゼミ紹介(比較文化学会会報『カリオペ』2022年度版より)

謎解きの言語学ーことばを科学する(行田 勇 教授)

私たちがふだん使っている「ことば」のもつさまざまな「謎」を、科学的に解明していきます。
映画などを使って日本語と英語の比較対照をするほか、男女間のすれ違いや誤解を言語使用の観点から考えたり、脳科学についての最新の研究成果をもとに効果的な外国語学習方法を比較検討したり、「ことば」にかかわる諸現象について考えていきます。

学生による行田ゼミ紹介(比較文化学会会報『カリオペ』2023年度版より) 学生による行田ゼミ紹介(比較文化学会会報『カリオペ』2022年度版より)

歴史と文化のなかの子ども(Johnson,G.S 教授)

教育、遊び、家族、年齢、発達、ジェンダーなどの分析を通して児童の過去と現在を比較、考察します。世界中の大人の共通点は、みんなが児童期を体験していること。
しかし共通点があっても、子どものころに学んだことは文化、時代によって異なります。映画や文学において児童のあり方と役割をどう定義しているか、逆にその定義は社会の何を反映しているかを探ります。

学生によるJohnsonゼミ紹介(比較文化学会会報『カリオペ』2023年度版より) 学生によるJohnsonゼミ紹介(比較文化学会会報『カリオペ』2022年度版より)

アメリカと世界の人種・民族問題
(佐藤 円 教授)

今日の世界を見渡してみると、依然として各地で「人種」や「民族」をめぐる対立や紛争が続いています。この演習では、なぜ人々は「人種」や「民族」にこだわり続け、敵対しあうのか。
あるいはそもそも「人種」や「民族」とはいかなる概念なのかといった問題を、アメリカのみならず世界各地の「人種」・「民族」問題に目を向け、比較しながら考察していきます。

学生による佐藤円ゼミ紹介(比較文化学会会報『カリオペ』2023年度版より) 学生による佐藤円ゼミ紹介(比較文化学会会報『カリオペ』2022年度版より)

日本とアメリカから世界を見渡す視野をもとう(高田 馨里 教授)

私は、20世紀にアメリカで誕生した航空の歴史を研究しています。航空は人類が空を飛ぶという夢をかなえただけでなく、航空は、国と国、人と人を結びつける重要な役割りを担ってきました。アメリカの人々は、航空技術を「翼をもった福音」と考えました。また、20世紀後半、航空は、航空旅客における人種・ジェンダー平等の実現など、多様化する社会の要請をも反映してもきました。航空は、アメリカ合衆国の外交・政治・社会とも関連する分野であり、日本の航空にも多大な影響を与えました。ゼミでは、航空を含め、日米比較の視点から、アメリカ合衆国の政治・経済・社会に関する研究を深めます。

学生による高田ゼミ紹介(比較文化学会会報『カリオペ』2023年度版より) 学生による高田ゼミ紹介(比較文化学会会報『カリオペ』2022年度版より)

社会派エンターテインメント
(米塚 真治 教授)

アートとエンターテインメントとの間の垣根が低いことは、アメリカ文化の特徴のひとつです。シリアスな社会問題や、自国への批判など、「耳が痛い」テーマを扱っても娯楽作品として成立し、ビジネスとしても成立します。この特徴は、アメリカ文化がグローバルに浸透していくのに、どう有利に作用したでしょうか。また、その根底に、アメリカ人が古くから親しんできた、どのような思想があるでしょうか。社会派のエンターテインメント作品を中心に、現代のさまざまなアメリカ映画を考察し、あわせて日本の現在や将来についても示唆を得ます。

学生による米塚ゼミ紹介(比較文化学会会報『カリオペ』2023年度版より) 学生による米塚ゼミ紹介(比較文化学会会報『カリオペ』2022年度版より)

受講学生による各セミナーの紹介は比較文化学会会報『カリオペ』をご覧ください。
各セミナーの代表的な卒業論文の要旨と、当年度の卒業論文題目一覧もご覧いただけます。

比較文化学会会報『カリオペ』

アメリカ文化コース時間割モデル

アメリカ文化コース2年生

MON. TUE. WED. THU. FRI.
1       英語A  
2 アメリカ研究入門BI
(思想と宗教)
日本の歴史と風土 国際政治経済論   英語C
LUNCH
3 比較文化論 現代英語中級セミナーAI 英語A 英語中級セミナーCI アメリカ研究入門CI
(文学と芸術)
4 ジェンダー論   フランス語V アメリカ研究入門AI
(文化と社会)
 
5     生涯学習概論(図書館司書)    
6          

アメリカ文化コース3年生

MON. TUE. WED. THU. FRI.
1          
2 アメリカ文化研究BI   比較文学論I   国家と民族
LUNCH
3 比較文化演習(ゼミナール) 現代英語上級セミナーI アメリカ文化研究CI 多民族・多文化社会  
4   アメリカ文化研究DI 比較演劇論 キャリア・デザイン  
5   現代英語中級セミナーBI 情報サービス(図書館司書)    
6          
  • 掲載されている授業は一部です。詳しくはシラバスをご覧下さい。