このゼミでは男女の会話スタイルを通して、人間の本質を理解を深めることを目標にしています。その手掛かりとして、前期では、男女の会話の古典的研究であるタネン(Tannen, Debohra)のYou just don’t understandを読みました。その中で男性の会話スタイルは、競合的な会話スタイルであるReport-talkである一方で、女性のそれは、親和的な会話スタイルであるRappot-Talkであることを確認しました。後期に入ってからは、実際に日常の会話を記録し、タネン主張が現代の日本人の男女の発話の中にどの程度反映されているかを検討しています。タネンの研究が行われた時代に比べて、男女を取り巻く環境は大きく変化しています。このことを考えると、タネンが気が付かなかった新たな発見があるのではないかと考えています。
私たちは、新学年が始まる前の春休み中に、新たな会話データを2つとりその中の1つのデータの分析に取り掛かっていました。ゼミの先生が就活で忙しくなるから早めに卒論に取り掛かろうというアドバイスに従ってのことです。今振り返ると、早めに取り掛かっていたので心に余裕をもって卒論を書き終えることができました。前期には、現代日本人の会話スタイルの分析が終わりました。結果はタネンの主張する男女の会話スタイルが必ずしも観察さるとは限らないというものでした。なぜ、そうなのか?を、スピーチアコモデーション、MBTI分析などの心理面から、男女の脳の機能の違いから説明しよう試みました。私たちは卒業後社会に出ていき、女性とはもちろん男性とも仕事をすることになります。このゼミで学んだことが仕事のパートナーとのコミュニケーションの役に立てればと願っています。