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STUDENTS’ VOICE 学生の声

相手の「考え方」を知り手を取り合う力に

アメリカ文化コース 3年生
今井奏

比較文化学部を志望した理由

日本はよく「無宗教」の国だといわれます。たしかに特定の宗教を信仰しているという人は少ないです。 しかし実際には、様々な宗教の習慣が私たちの暮らしには根付いています。しかし、それを意識している人は非常に少ないです。 そんな日本と違って、海外の多くの国の日常生活には、日本よりもっと明確に宗教が根を張っています。 特にアメリカの大統領選挙を見たことが、私が比較文化学部を志望する決定打となりました。 アメリカは宗教と政治が密接に関わっており、切っても切り離せない関係です。この事実は、日本を研究するだけでは知り得ないことです。 実際に、宗教と生活が切り離せない国は、世界に数多くあります。そのような、日本とは違う様々な人々の「考え方」を知りたいと思い、私は比較文化学部を志望しました。

学部の魅力

比較文化学部の魅力は、自分が興味のある分野について、専門的に学ぶことができるコース分けがあるということです。 自分の興味のある分野に対して専門的に学べる環境が整っています。 コースごとに専門の先生がおり、学生を最大限サポートしてくれるだけでなく、コース専用のカリキュラムも用意されていて、 同じ国や地域を多角的に見ていき知見を深められる、というメリットもあります。 まだ興味のあることを絞り切れていない人にも、比較文化学部共通の科目を通してゆっくりと、深く自分の研究したいことを考える助けになる授業もあり、サポートもとても手厚いです。

将来の目標

普通に道を歩いているだけでも、前より海外の人が増えたと感じることは、今の時代、皆が一度は思ったことがあると思います。 それは、時に日本で議論の対象になり、分断の材料にもなってしまうことでもあります。 私は、日本に来る海外の人々の行動を「違う国だから」という理由だけで理解することを諦めたくありません。 今の時代はもはや、自分が日本から出なくても海外から「来る」時代です。 私は比較文化学部での学びを通して、相手の習慣や考え方の「基盤」を知ることで、少しでも相手のことを知り、手を取り合う手助けになれるような人間になることが、私の目標です。