⑭学生対談「オーストラリア長期留学ってどうですか?」【前編】
RMIT大学については、➤こちら(大学公式HP)および➤こちら(大学公式日本語HP)からご覧になれます。
Sさん:私は高校の時に留学生と交流したのをきっかけに文化の違いに興味を持っていました。ただ外国の文化を学ぶだけではなく、日本とどういう違いがあって、その違いが私たちにどう影響してるのか、その違いに触れたくて、そして深く研究したくて比較文化学部を選択しました。
Kさん:私も高校が国際教養科っていうところに所属していまして、海外や国際関係に元々興味があり、比較文化学部を選択しました。また、小学校から高校までずっと共学だったので、女子大にとても興味があって どういったところかなと思ってたので選びました。
Sさん:私は高校が女子校だったので、本当に居心地が良いです。上京したので、ちょっと不安もあったのですけど、女子だけだからみんな友達になりやすいし、友達の輪も広がって、とても楽しい学校生活を送ってます。
Kさん:女子だけなので、周りの目を気にすることがあまりないですね。メイクもしないで大学に来る子も多いし、そういうところは、とても気が楽でいいかなと思います。
Sさん:私は、高校時代に海外から来た留学生と一緒のクラスになって交流していくなかで、自分の知らない世界が海外にはあるんだと考えて、海外に行ってみたいという気持ちが芽生えていきました。本当は、高校1年生の時に、オーストラリアのアデレードに短期留学する予定だったのですけど、新型コロナ感染症の広がりによって中止になってしまったんです。中止になったからこそ、大学では絶対にリベンジするんだという気持ちで、オーストラリアへの留学を選択しました。
Kさん:私もです!高校時代の修学旅行で、3週間、オーストラリアのブリスベンに行く予定だったのに、コロナによって中止になってしまったので、大学で絶対に留学に行くと決めていました。
Sさん:留学手続きなど、仲介する会社の方が率先していろんなサポートをしてくださいました。ビザの取得や航空券の予約など、本当に終始サポートしてくれたので、私たちは、個人的な留学計画を立てることに専念することができたという感じです。
Kさん:留学準備の段階で、国際センター主催の留学危機管理講座というのがあって、盗難などのトラブルについての説明や、とくに女性として気を付けなければならないことなど、そういったことを学ぶ機会がありました。
Kさん:私は、大学外部のインカレ※の国際交流サークルというところに入っています。日本だと、英語を話す機会が本当に少ないので、話す機会を作ろうと思ってそういうサークルに加入して、週1,2回程度は必ず英会話をするようにしました。そのサークルには、留学生や帰国子女も多くて、英語で話せる良い機会でした。
※インカレとは、Inter-Collegeを意味します。インカレ・サークルとは、様々な目的で複数の大学の学生たちが主体的に構成しているサークルです。
Sさん:英語の勉強はもちろんなんですけど、海外に行ったときに、海外の方と日本独自の文化を共有してもらうことを目的としてきました。現在、大学の寮※に住んでいるのですけど、日本文化をどうやったら伝えられるか練習するために、一緒に寮に暮らしている韓国からの留学生の方と積極的に異文化交流して、日本語を教えたり、韓国のことを教えてもらったり、言語交換をしながら、異文化に触れる機会を増やすことに取り組みました。
※新宿区加賀町に大妻女子大学の学生寮があります。詳しくは、➤こちらをご覧ください。
Sさん:私たちが通っていたRMIT大学は、メルボルンという都会の中心部にある大学で、とてもアクセスが良いところでした。大学周辺にはいろんな観光地や商業施設も隣接していたので、学校の帰りにいろいろな場所によってみたり、テーマパークみたいな場所で行われているイベントに参加したりしました。写真の公園では、頻繁にイベントを行っていたので、積極的に参加しました。この場所は、テーマパークというか遊園地みたいな感じでとても好きな場所でした。
Kさん:私も好きな場所を紹介します。大学の隣に、ステートライブラリー(州立図書館)があるんです。とても大きくて、無料で入れるし、学生も一般の人も勉強したり作業できるスペースがたくさんあるので毎週のように通って勉強していました。この図書館は、世界一美しい図書館ともいわれているくらい有名だそうです。そして、晴れた日には、図書館の周りの芝生に人々が結構集まってきて、ピクニックしたり、リラックスしたりしていました。
Kさん:私は、最初はRMIT大学に入って数か月は、RMITアップという付属の語学学校で勉強していたのですが、最高がレベル7で、レベル6に合格した後に、大学の学部に進むことを選択しました。この写真は、大学の課題に、取り組んでいる写真で、4人のグループ・プレゼンテーションがあったので、みんなでスクリプトを作ってどうやって発表していくのかミーディングしている様子です。大学構内では、屋外でもwifiが利用できるので便利でした。
Sさん:私は、学部には進まずに、最高レベルのレベル7まで進み、英語の勉強をしました。本当にいろんなスキル、リーディング、リスニング、ライティング、プレゼンテーション、スピーキングなど、すべてをまんべんなく取り組めるプログラムだったので、何かに偏ることなく英語力を高めることができました。最初のレベルも、人によって違います。レベル7を教えていた先生のうち一人が、私の最初のクラスを受け持ってくれた先生で、最高レベル7のクラスで再会することができました。先生から「すごく英語が上達したんだね、また会えてうれしい」と言ってもらえた時は、本当に感動しました。先生たちは、教え方も上手で、授業外でも親身になってくれますし、メールでも相談に乗ってくれますし、本当にやさしく、親しみやすい先生たちばかりでした。
Kさん:この写真は、大学で知り合った ニュージーランドの女の子とその友達と一緒にバーベキューというか、庭で一緒にご飯食べてる様子です。 この方たちはちょっと年齢層が私より3、4歳くらい上なんですけど、集まりがあると招待してくれました。そこで、お仕事の話聞いたりパートタイム・ジョブ(アルバイト)やってる人たちの話聞いたり一緒に食べながら楽しく過ごしました。バーベキューといってもお肉ばかりじゃなくって、野菜もいっぱいだったので、バランスが取れた食事でした。
Sさん:私は、学校のお昼休憩の時にそれぞれの国の伝統料理を持ち合わせて食べ比べをしました。オーストラリアにはいろんな国の人々が留学しているし、留学生の友達がその国の料理を作ってくれたので、本格的な味を楽しむことができました。あと、確かに、ホームステイ先でも栄養バランスはとっても良かったです。なので思いのほか、体重が増えなくて良かった!
Kさん:私は、実は、3度ホームステイ先を変えました。1つ目と、3つ目と4つ目は、オージー(オーストラリア人)の家庭で、それぞれ本当にやさしかったのですが、トラブルがあって変更しました。最初のホームステイ先には、3,4か月ほどいました。ホストファミリーはすごく優しかったのですが、彼らが勝手に長期のベトナム旅行にいってしまったときに、大型犬を放って置いて行ってしまったんです。結果、私がその大型犬の世話をするほかなかったんですが、犬がお腹を壊したり、毎朝散歩にも連れて行かなくてはならなかったし、結局、契約書に書いていないことをしなければならない状況に置かれたので、ホームステイ先を変えました。二つ目は、スリランカ系の家族だったのですが、ホストマザーがきつい感じの人で、「今までホームステイしてきた日本人と比べて、あなたは礼儀正しくない」と言われました。私の前にステイしていた日本人学生は、あまり話さずに自己主張もしなかったそうなんですが、私は、契約書に書いていないことがあれば、毎回、主張しました。たとえば、シャワーは5分以内といわれたのですが、契約書にはそう書いてない、なので書いていませんよねと指摘すると、言い合いになってしまったりして、お互い、合わないことが分かって2週間で変わりました。3つ目の家は、80代のとても優しいオーストラリア人女性だったのですが、仕事が大変で余裕がないと言われたので、円満に変えることになりました。4つ目の家族は、お子さんが3人いる5人家族のオージーで、メルボルン郊外に暮らしていたんですけど、やっと落ち着くことができたし、とても楽しく過ごすことができました。
Sさん:大変だったんだね!私は、1度だけホストハウスを変えました。最初は、イタリア人のホストマザーで、二度目はベトナムのホストファミリーにとてもよくしてもらって、1年間トラブルなく、終えることができました。イタリア人のホストマザーはとても面倒見が良い人で、イタリア料理もすごくおいしくて、ホストマザーがイタリア人のお友達を招いたランチ会にも招待してくれて、とても楽しかったんです。でもとても残念だったのですが、その方が体調を崩してしまい、病気が悪化してしまったということで、私にとってのまだ留学は先が長いし、申し訳ないのですが移ることにしました。二つ目のホストファミリーは、ベトナム系の方たちで、とにかく日本が好きだという人々でした。ホストファーザーは日本でも働いたことがあるということでしたが、もう長くオーストラリアに暮らしているので、英語もすごくうまいし、食事もアジア系のおいしい料理でした。ホストハウスの立地も素晴らしく、トラム(路面電車)で大学まで20分くらい、さらに家の前が海なので、そこでよく散歩することができました。
※ホストファミリーとの相性など、いろいろな状況がありますが、契約書をきちんと理解して、あきらめないで交渉することが大切であるとKさんの経験が教えてくれます。
Sさん:この写真は、メルボルン郊外のパッフィング・ビリーという場所です。メルボルンから電車で2時間くらいのところで、山や自然豊かな中で、機関車トーマスのモデルとなったといわれている乗り物を楽しむことができます。電車から足を出して乗るっていうのがこの観光地の売りで、片道30分くらいを往復で乗せてもらえるんですけどすごく楽しかったです。その行った先には レストランがあったり、とかちょっと小さい公園があってそこでまあ 休憩したり、散歩したりして過ごして、またこの機関車に乗っていくというプランでした。本当に楽しい場所で、2か月前から予約しただけある、という感じでした。見下ろすと道路があるんですけど、走行している車の人たちが、車を止めて私たちに手を振ってくれるんです。これも「海外あるある」みたいな感じで、みなさん、とてもフレンドリーでした。
Kさん:これは メルボルンのブライトンビーチです。メルボルンのビーチで言うと セントキルやライトオンビーチなども有名です。この写真にはないんですけど カラフルな家があって、それが写真映えするので、人は結構集まっています。メルボルン市内からトラムで2、30分なのでとても行きやすい場所でした。学校が終わると、これから ビーチ 行くよって誘われて友達と一緒に行くことが多かったです。砂もサラサラで日本の砂と違うんです。 綺麗でした。
Sさん:私もここにいきました。すごくきれいな場所でした。サーファーの人たちもたくさんいて、普通にサーフィンをみんなできるんだなって思いました。
Sさん:あと、私はオーストラリアならではの経験もしました。真夏のクリスマスパーティです。オーストラリアは日本と季節が逆なんですよね。学校の友達に限らず、様々な人を招いてクリスマスパーティーをしました。みんなでプレゼント交換をしたりゲームをしたり、料理もみんなで持ち寄って日本とはまた違う海外ならではの盛大なパーティーを経験することができました。
Kさん:この写真は、グレート・オーシャン・ロードという場所です。メルボルンの郊外にあって、ドライブで2時間くらいだったと思います。この岩が、キリスト教の12使徒を象徴するものと言われているところです。でも実際には、岩は12個無くて、7個か8個です。ここは、メルボルンに来た観光客は必ず訪問するというスポットとして知られています。海の色のグラデーションがきれいですし、私は、下に降りて行ってこの岩の断面を見ました。そこも本当に高くで、どうやってできたんだろうと思ったし、自然の力ってすごいなって感じました。
Sさん:私も、入国して1ヶ月経たないぐらいの時に学校のプログラムで、このグレート・オーシャン・ロードに行きました。この時、先生方が いろいろ 案内してくださいました。 私もここまで降りて、いろんな写真を撮りました。 観光客もすごく多いのですが、1人で行くにはちょっと大変な 距離だったので いい経験になりました。日本とはまた違う海の景色が楽しめて 貴重な経験になりました。立ち入り禁止地区が設定されているので、観光客が写っていない綺麗な写真が撮れました(笑)。
大学のあるメルボルンを中心に紹介した前編に続いて、➤【後編】では、お二人が訪ねたオーストラリアの各都市を紹介します。お楽しみに!