2015.05.13

オーストラリアへの長期留学を終えて モナシュ大学MUELC

比較文化学部の海外研修プログラムには、オーストラリアのモナシュ大学への長期留学(半年)があります。2014年度は、4名の学生がこの制度をつかってモナシュ大学MUELCへ留学しました。その体験談を紹介します。

1.研修に参加し印象的だった事柄は何ですか。

さまざまな国から生徒が集まっており、彼らの勉強に対する姿勢に感心しました。授業では、間違いを恐れず話したり、積極的に意見を述べたり、見習うべきところが多くありました。
多文化社会のオーストラリアらしく、様々な国から来た人たちと交流することができたことが一番印象に残っています。
また、自分の国についてよく理解しており、たくさんの知識を持っていることにも驚きました。
中国人の留学生が多いと感じました。移民の国ともいわれるオーストラリアは、本当に様々な国の人がいるため、多文化社会というものを身をもって実感しました。

2.研修に参加して、自分は何を得たと思いますか。

度胸。一言で表すとこの言葉につきます。
私がこの研修で得たもの、語学力でいえばスピーキング力、また大切な友人、そして積極性です。

語学力の上達はもちろん、留学前より何事にも果敢に挑戦しようという気持ちが大きくなりました。
私は研修に参加してたくさんの多国籍の友達に出会いました。日本に帰ってきてからも連絡を取りあっています。母国語が違っても英語を使い意思疎通をし、文化の違いを感じ、戸惑うこともありましたが、お互い理解しあえる友達ができたことがとてもよかったなと思いました。

3.研修に参加して得た経験を、今後どのように生かしていきたいと考えていますか。

自分の英語力を保って、日本人だけでなくいろんな人と交流をとっていきたいです。また、この経験で得た語学力や、考え方の変化などを、就職活動にいかしていければなと思います。
研修に参加して、私には積極性が欠けていると思いました。最初のころは授業内で何か発言するのに勇気が必要でした。もっと自分の意見を主張するべきだったなと思っています。
これからはきちんと自分の意見をもっと積極的に言っていこうと思います。

4.日本と研修先の国における文化について、どのような違いがあると感じましたか。

多文化主義の影響により、街中にはたくさんの国の文化や習慣があふれていました。週末には各国や宗教などを扱ったイベントが開催され、すべての人に尊敬の意を示し、誰もが住みやすい環境が整っていると思いました。また、日本と違って、多くの人がマイペースにゆっくりと生活しているなと感じました。
オーストラリアの人たちはみなフレンドリーで、いつもニコニコしていました。またベビーカーや重い荷物を持っている人を何も言わずに誰でも助けていました。日本の場合狭い車内でベビーカーなどがあると嫌な顔をする人が多い気がしますが、現地ではみんな助け合っていました。

5.研修中に、何か困難な状況に遭遇しましたか。

私はホストマザーと不仲な時期がありました。ホストマザーと自分の意見が合わないことなど、自分にとってとても困難な状況だったと感じています。しかし、大学のスタッフの方々や友人、ルームメイトのサポートにより関係を修復する事ができたので、今では思い出のひとつです。 まず一番の困難は、言語の弊害です。しかし外国の方々はみんな優しくて、つたない英語を一生懸命理解してくれようとしてくれました。そこで感じたことは、英語力が十分でなくても、伝えたいと思ったことは伝わるということです。

6.後輩へのアドバイスをお願いします。

6ヵ月半というのは長いようで、本当にあっという間です。自分がやりたいと思っていることは、先延ばしにせずしっかり計画を立て、ひとつひとつ確実にこなしていくことが大切です。やらない後悔より、やって失敗するほうがそこから学ぶものもあり、絶対に自分のためになると思います。あとは、何事も楽しむことです!

少しでも「留学に行ってみたい!」という気持ちがあるのならば、勇気を出して研修に参加するべきだと思います。
不安や心配な事など多いかもしれませんが、その分得るものは多いと思います。語学力だけでなく、自分自身を成長させることができるこの研修にぜひ、参加してほしいです。