デジタルアクセシビリティ ワークショップ発表会を開催しました(教員:井上淳より)
7月24日(水)に、デジタルアクセシビリティ・ワークショップの発表会を開催しました。
4月以降、3年生の有志が毎週水曜日に集まり、デジタルアクセシビリティ支援ツールを提供するフランス発のスタートアップ企業であるファシリティジャポン株式会社の協力・助言のもと、日本におけるデジタルアクセシビリティの現状と課題に対する理解を深めてきました。
見え方や動作、認識の関係でウェブサイトに使いづらさを感じている方を意識した取り組みは、欧米とは対照的に国内ではまだまださかんだとは言えません。いかに国内での認知度を高めて取り組みを広めるかを、ときに企業のアクセシビリティ担当者や専門家の講演をききながら検討してきました。
24日の発表会では、3つの学生チームが提案を発表しました。
2チームは社会の認知度を高める突破口になりそうな企業や団体をターゲットに想定して提案をし、1チームはこれから社会に参画する若者への認知度を高める提案をしました。それぞれに聞き取りやアンケート調査などを踏まえて、スライドだけでなくポスターや啓発動画を示しながら提案をしました。
会場にはファシリティジャポン株式会社の関係者だけでなく、学生チームの提案先となる企業や団体の方、そして本学部の卒業生をお招きして、提案に説得力や実現性があるかどうかを見ていただきました。
学生の提案はいずれも調査を踏まえた興味深いもので、質疑も活発におこなわれました。
発表会を終えていったんワークショップは終わりますが、学生の提案をきっかけにウェブサイトの見やすさをめぐる認知度がさらに高まることを期待しています。
最後になりましたが、ワークショップで講演をしてくださった講師の方々、ファシリティジャポン株式会社の担当者のみなさま、学生のアンケート調査にご協力いただきました多摩市立図書館のみなさま、学生チームの提案相手として提案を聞いてくださった株式会社Kaienならびに多摩市立図書館の担当者様、社会人の目線から学生の提案を聞いてくださった卒業生の足立碧さま(2018年卒)にお礼を申し上げます。