⑯学生対談:「中村真理恵ゼミ」
本日は、今年度より比較文化学部に着任した中村真里絵先生とゼミの3年生、HさんとKさんの座談会をお届けします。
中村先生は文化人類学が専門で、タイやラオスを主なフィールドとしています。

Kさん:大学では東アジアを学ぶ機会が多かったのですが、それ以外の地域やテーマにも目を向けてみたいと思い志望しました。地域に限定されずに学べる点が魅力でした。
Hさん:ゼミ紹介に幅広いトピックが書かれていて、「いろんなことができそう」と感じました。実際に入ってみてもその印象は変わらず、地域にこだわらず文化人類学の論文を読めることが面白いです。
Kさん:ゼミ生は個性がばらばらですが、お互いを尊重する雰囲気があります。
扱うテーマも多様で、たとえばタイの入れ墨に関する論文などが印象に残っています。文化人類学は正解が一つではないので難しいと思いますが、面白いと思っています。
Hさん:前期は文化人類学の教科書を輪読しました。分量が多くて大変でしたが、そのおかげで専門用語にも少しずつ慣れてきました。
ゼミでは、ただ感想を言うのではなく、「議論を活性化させる質問」を求められるのが難しいです。最初は遠慮していた発言も、回を重ねるうちに慣れてきて、自分の意見を言えるようになりました。
Kさん:先生が着任1年目というのもあるので、みんなでつくろうという雰囲気もあると思います。
後期は様々なテーマの論文を読みました。先生が関心のあるレトロ文化や昭和の観光に関する論文を読んだ後は、みんなで谷根千エリアに街歩きに行ったこともよい思い出です。
Kさん:他のゼミ生の発表の時に、ただ内容を追うだけでなく、コメントを意識して能動的に聴くようになりました。卒業論文を意識する視点も身についてきたと思います。
Hさん:私も同じく、発言することに対する心理的なハードルが下がりました。
本や論文を読むことや専門用語にも慣れてきたと思います。沖縄の屠殺の論文を読んだときに、いろいろと調べてみたら琉球の風水の話も出てきて、興味深く思い、それを契機に自分の卒論を意識するようになりました。
Kさん:動物と人との関わりに関心があります。奈良の鹿の観光化や獣害のことなどをテーマにできたらと考えています。
Hさん:呪術や占い、ジンクスといったテーマに関心があるので、これから本を読みながら具体化していきたいです。
機会があれば、先生の専門であるタイにもみんなで行ってみたいです。ただ先生が研究している村落エリアは私たちにはハードルが高そうです(笑)。
改めて二人の話を聞いて、受け身だった姿勢が能動的に、ゼミへの関わり方が意識的に変わっていったことがわかり、うれしく思いました。
初年度のゼミは私自身も手探りでしたが、みんなで一緒にゼミをつくってきた感覚があります。私もゼミ生からいろいろと学ばせてもらっているところです!
これから3年生は卒論への取り組みが本格的に開始しますが、各自の興味や問いを大切にしながら、ゼミの中で一緒に考えていくのが楽しみです。