比較文化学部では、オックスフォード大学ハートフォード・カレッジへの短期英語研修を行っています。今回は、2013年度の参加学生の声をお届けします。
なお、イギリスへの短期語学研修は隔年で行っており、次回は2015年に実施される予定です。


ハートフォード・カレッジのようす
平成25(2013)年度 短期英語研修参加学生へのアンケートより
1.研修に参加し印象的だった事柄は何ですか。
- 先生やアシスタントの方々がとても親切で熱心だったことです。何度も助けられ、とても心地いい環境で英語を学ぶことが出来ました。最後のお別れのパーティーでは、本当に別れがつらくなりました。
- 街全体がとてもきれい。治安も良く、学生も多いのでとても勉強のしやすい場所だと思った。
2.研修中に、どのような困難な状況に遭遇しましたか。
- 大学での授業でもよく言われましたが、やはり日本のことを知らないというのは恥ずかしいと思いました。
- 日常的なことやある程度知識があることについては説明できましたが、文学や歴史などで深いところを 聞かれると答えられないこともありもどかしかったです。
- 寮の設備です。シャワーの圧力が弱かったり、Wi-Fiが使えなくなったり少し手こずりました。
- ホームシックと食文化の違いから少し体調を崩してしまった日がありました。
3.研修に参加して、自分は何を得たと思いますか。
- とにかく何でもやってみることの大切さ。英語で話したり、意見を言ったりすることは、最初は躊躇するかもしれないけど、やらないで後悔よりは、やって後悔する方が自分の成長につながると思った。
- 3週間も実家を離れるのは初めてでした。研修に参加したことで、自分から行動する機会が増え、 以前より積極的になったと思います。
- 一番得たのは、自信です。先輩としても、英語だけの生活や授業にしても、見知らぬ土地で一人でも頑張る自信がつきました。もう一つは発音です。帰ってきてからも授業で先生に発音が良くなったとほめられました。

授業風景
4.研修に参加して得た経験を、今後どのように生かしていきたいと考えていますか。
- 英語で日記を書くことを習慣にして文法が苦手だったのを克服していきたい。
- 私はイギリスについて学びたいと思い大学に入学しました。その学びたい対象の国へ行けることはよくあることではありません。 研修に参加して実際に自分の目で見て、耳で聞いたという経験は、 学ぶことをより楽し く してくれます。 この経験を生かして授業や研究を熱心にしたいと思います。
- 最後のプレゼンで他のグループが日本庭園について発表していたのを聞いて、自分は日本人なのに日本のことをきち んと説明できないと感じたので、これからは日本のことにももっと興味を持って学びたいと思った。
- 英検やTOEICなど資格試験を受け、より語学力を高めたい。英国文化についての教養もより深めたい。簡単な児童文学程度の洋書は読めるようになったのでもう少し難しい洋書も読めるようになりたい。
5.日本と研修先の国における文化について、どのような違いがあると感じましたか。
- 授業の合間にティータイムを設けていることはイギリスならではの文化だなと感じた。
- まず、時間の感覚の違いを感じました。例えば、イギリスはお店の閉店時間が早く、夕方、広々とした公園でくつろいでいたり、 家族や友人と遊んでいたり、ウォーキングやランニングをしていたりと、季節が夏で日没が遅いためというのもあるとは思いますが、 非常にゆったりとした時間がながれており、学校や仕事の後に、こんなにも個人の時間がもてるのか!と思いました。
6.後輩へのアドバイスをお願いします。
- アシスタントと先生方がすごく親切です。周りが英語なので聞く耳が鍛えられます。それに、大妻の学生でまとまっていくので日本語が通じる安心感があります。気軽に参加してみていいと思います。
- 私は1年生でこのプログラムに参加したのですが、同じプログラムに参加した先輩方から、2年次からのコース 選択やゼミについての話を伺うことが出来ました。日本人だけで授業を受けるプログラムなんて意味がない! と考える方もいらっしゃるとは思いますが、さまざまな情報や価値観を共有することも出来ました。自分の不足しているところを補ってもらえるので、語学力向上はもちろんのこと、自分と向き合い、高める上でも積極的にこういったプログラムに参加するべきだと思います。

修了パーティー