ドイツへの長期留学を終えて フライブルク大学語学センター
比較文化学部の海外研修プログラムには、ドイツのフライブルク大学への長期留学(半年)があります。2013年度には、1名の学生が本制度を利用してドイツへ留学しました。今回はその体験談を紹介します。
他国からの留学生が多く、たくさんの文化に触れる事ができたこと。学生一人一人が勉強においてきちんとした目標を持っていた事が印象的でした。特に比較文化学部というのは珍しい学問のため、多くの人が興味を持ってくれました。
また、クリスマスや年末、イースターなどのキリスト教における年中行事を自分の目で体験できたこと。日本では本来の形とは異なったものとなっている印象が強いです。しかし、ドイツではどのような形で行われているのか、またそれに対する現地の人の声を直接聞けた事が良かったです。
自分から行動することの大切さを学びました。よく「日本人は消極的だ」と言われていますが、それは言い訳にしかならず、自分から機会を求めて動くことの重要性について改めて考える事ができました。
研修中には、「自分の考え」を伝える機会が多くありました。あるディスカッションの授業では、議題に関して「あなたはどう思うのか」と一人一人聞かれることが多かったです。それは同時に他の人の意見も聞く機会でもありました。聞き流して終わるのではなく、毎回きちんと意見の総括も行いました。
自分の考えをまとめ、他の人にきちんと伝わるように説明するのは多くの労力と知識も必要です。その過程を半年間かけて行ったことは、今後にも生かせると思います。
観光用のイベントがとても充実している点です。確かに日本にも観光地はたくさんあります。しかし、ドイツは小さな町であっても観光者向けのインフォメーションがあり、週末にはガイドツアーが行われていました。またドイツの街の建物の多くは昔の建物にもあうようにわざと古い外観を残しつつ立て直しているそうです。そのため、主要な観光名所以外にも街並を楽しむことが出来ます。