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第3回 研究発表懇談会の模様(6月29日開催)

2015.06.30
在学生

6月29日(月)、今年度第3回目の比較文化学部研究懇談会が開催されました。
久保忠行先生より「越境する人々からみる世界:移民・難民の視点から」というテーマでご報告いただきました。

久保先生が調査をされたタイ・ビルマ国境の難民キャンプについて、難民とは何か、難民の生活、教育、経済、伝統文化、難民の生活戦略、移動、定住に至るまで、文化人類学の視点から幅広くお話いただきました。

国民国家と難民とを不可分な問題として捉え、「人が国境を越える」のではなく「国境が人を区切って」いるのだと、難民を主語として語られる久保先生の視点は、とても刺激的でした。
本年度、比較文化学部は、新しく久保先生を迎え、フィールドが新たに東南アジアにも広がりました。
久保先生、どうもありがとうございました。