第17回大妻女子大学比較文化学会‐②安藤礼二先生記念講演会
比較文化学会の最後は記念講演会でした。
文芸評論家の安藤礼二先生より「迷宮と宇宙――折口信夫、マラルメ、比較文化」と題してご講演いただきました。
会場には、安藤礼二ファンを自認していらっしゃる花村理事長も駆けつけてくださいました。
学生たちからは、次のような感想が寄せられました。
「詩の言葉は意味だけではなく、色と音と香と感覚があるというお話をきいて、なんと素敵だろうと思いました」
「翻訳をするという行為から新たな言葉や概念を生み出していくという先生のお話を聞いて、翻訳への見方が変わりました」
「翻訳することで新しい言葉が生まれるということは、最新のグローバリズムだと感じた」
「私も響き合える何かを比較文化学科の学生として見つけられたらと思いました」
「エドガー・アラン・ポーやステファヌ・マラルメなど国を越えての分野でのつながりがあり、とても興味深かった」
「世の中に存在するものを比較という視点でみることのおもしろさを感じ、根底では同じであったり、新たな学問等の誕生によっても影響をうけていくことを改めて感じた」
「人間が人間でなくなる瞬間のお話を聞いて、そして仮面をかぶることにも意味があるのだとわかった」
「どんどん話が展開していき、楽しかった。」
安藤先生、貴重なお話をありがとうございました。