ドイツへの長期海外研修を終えて フライブルク大学SLI
比較文化学部の海外研修プログラムには、ドイツのフライブルク大学への長期海外研修(半年)があります。2015年度は、3名の学生がこの制度をつかってフライブルク大学SLIへ研修に行きました。その体験談を紹介します。

1.研修に参加し印象的だった事柄は何ですか。
- 様々な国の留学生と交流をもつことが出来ることです。多国籍の留学生は英語とドイツ語が出来る人が多く、語学力の違いを感じました。このような方たちと交流を深めるためや、10月からの授業を理解するためにも、留学前からある程度の英語とドイツ語を身に着けて行くと良いと感じました。
2.研修に参加して、自分は何を得たと思いますか。
- 消極的だった自分ですが、日本人のいない、日本語の全く通じない環境で授業を受けたことで自信がつきました。また、周りの学生の熱意にも感化され、目標を持って学ぶ楽しさを改めて感じることができました。
- 危機管理能力、コミュニケーションスキル、何事にも挑戦してみること。それによって自分の視野が格段に広 がったと思います。
3.研修に参加して得た経験を、今後どのように生かしていきたいと考えていますか。
- 半年間学んだ、ドイツでの語学や経験を授業や卒業後の職業で生かしたいです。また早めに語学検定を受ける予定です。
4. 日本と研修先の国における文化について、どのような違いがあると感じましたか。
- 日本では、高齢者や障がい者、困っている人がいても見て見ぬ振りをする人が多いですが、ドイツでは皆が 一丸となり助けるなど、見て見ぬ振りをする人が少ない印象を受けました。また、私のホームステイ先の家族は、 家族全員での会話を大切にしていたりと、自分の意志を持ちつつ、人の輪を大切にしている様子でした。

5.研修中に、何か困難な状況に遭遇しましたか。
- 路面電車が時々故障によって止まることがあり、その際に詳しい状況の説明が無かったのは困りました。

6.後輩へのアドバイスをお願いします。
- ドイツは日本から遠くて、文化も言葉も違うため不安になるとは思いますがとてもいいところです。ヨーロッパの中でも比較的安全なところであるし、親切な人が多いです。はじめは戸惑うことが多いかもしれないですが、環境がいいので慣れるのも早いと思うし、あっという間の留学生活になると思います。
なので、やりたいなと思ったことや目的がある場合は危険なことじゃない限り、挑戦したり体験したほうが後悔しないと思います。
また、留学生が多いので積極的に話しかけたりして週末や授業終了後に遊びに行くこともいいと思います。様々な国の人たちと友達になれます。留学をするときに何か目的や目標をもちそして、留学前にドイツ語をある程度理解しているとより充実した留学生活ができると思います。生活しているとドイツ語会話が自然と耳に入るので楽しいです。
また、日本との町の違いや文化の違い、考え方の違いが明らかに目に見えます。とても面白いのでぜひ、ドイツに興味がある方はドイツ留学を考えてみるといいと思います。
- 日本は恵まれた国です。そこを出るということは、覚悟を持つことが大切です。現地で頼れるのは、最終的に自分しかいません。不安でも、自分の力を信じて進んだ先に、日本では経験できない機会や出会いが広がっています。何事にも恐れず、二度とないであろう留学機会を楽しんでもらいたいです。