2023.10.09

⑨学生対談「大妻祭実行委員について教えて!!」

今回は、10月21日(土)、10月22日(日)に千代田キャンパス)で開催される2023年大妻祭の実行委員МさんとYさんにお話をうかがいました!

2023大妻祭の詳細につきましては、大妻祭実行委員会のInstagramX(Twitter)でご確認ください。

比較文化学部を選んだ理由は?

Yさん:
私が文化に興味を持ったのは、中学3年生の夏から高校1年生の夏まで国際ロータリー青少年交換プログラムでメキシコへ交換留学に行ったことがきっかけでした。それまでは、看護に興味があり看護師になりたかったんですけど、メキシコで、もちろん現地のホストファミリーにもお世話になったしお友達もたくさんできたんですが、いろんな国から派遣されてきた方々と接していく中で、楽しいことも、ちょっとつらいって思うこともあって、人種について、本当にこういうことがあるんだっていう経験をしました。自分なりに文化について考えたときに、そういえば、大妻女子大学に比較文化学部があったなって、そこで、より文化を学びたい、メキシコも学びたいしその他の文化も学びたいと思い、比較文化学部を選びました。 

Yさん:
性格的に人と争うことが嫌いで、自分の意見が言えなかったので、自分を変えたい思いがありました。親も心配してくれたんですけど、反対されても絶対に行くと伝えたら、親もそこまでの覚悟があるのだったら行ってきなさいと応援してくれました。実際、留学を通して、自分の意見を言えるようになったし、性格も明るくなったと思います。大学では、Mさんのようなすばらしい友だちをはじめ、本当にいいお友だちにたくさん出会えました。  

Mさん:
私はYさんみたいに、はっきりとした理由ではないんですけど、元々は保育を考えていて、保育園で体験したみたところ、自分にあんまり合ってなくて。でも保育や公務員など確定した名称のついている仕事は結構いっぱいあるんですけど、ちょうど高校生のときに、自分が何になりたいかにすごく焦っちゃったときがありました。私はずっとダンス習ってきて、ダンスで自由に表現するのが好きという漠然とした感じで生きてきて、いざ進路を決めるってなったときに、私は、高校とかも、すべてお母さんに決めてもらってるような人だったので、自分で決めるっていうのをやってみたいって思ったんですけど、初めてだったので焦ってしまったんです。でもホームページで比較文化学部を知ったときに何するかわからないっていう、そういう感じの学部があるんだって思って、あんまり見たことない学部に、ちょっと飛び込んでみたいって思いました。
もともと絶対に女子大に行きたいとずっと思っていたんです。高校までずっと共学だったんですけど、自分の意見が出せない時などもあり、嫌だなと思うことがあったので、女子大だったらどうなるだろうと思って、女子大で探したときに、比較文化学部のHPを見つけました。
実際に来てみたら、異性を意識することなく、シンプルにその人を見れる気がします。   

Yさん:
私は中高も女子校だったんですけど、大学に来たら、親近感を覚えるMさんとか同じクラスのTさんSちゃんとかいろんなお友だちと出会って、みんな自分を飾らないし、女子だからこそ得られる理解や価値観が似ているから、女子大はありのままの自分でいられる場所で、学ぶときに恥ずかしさがない気がします。  

大妻祭の実行委員をしようと思ったきっかけは?

Mさん:
私が実行委員をやろうと思ったのは、1年生のころからやっていますが、文化祭の実行委員をやってみたかったんです。それは高校生の時にダンス部に入っていたんですが、コロナで発表する機会がすごく減ってしまった中、校内での発表の機会に、ダンス部のために文化祭の実行委員会の人たちが、ライトや音源を担当してくれ、スポットライトの位置まで考えてくれてすごく手伝ってくれました。あまりに有難過ぎて、自分も大学生になったら、文化祭で裏方として働きたいと思いました。それまでは人前で踊る方だったんですけど、高校生の時に突然、裏方で働く人への感謝の思いがこみ上げてきたんです。めっちゃありがとうって!自分も大学生になったら人の役に立ちたいと思って、実行委員会に入りました。  

Yさん:
大学で実行委員をやろうと思ったのは、Mさんが去年、実行委員をしていた姿を見たり聞いてたというのもありますし、私は高校2年生のときに実行委員として、放送委員長として10~11人ぐらいのメンバーをまとめることをやっていたので、大学でも引き続き文化祭に携わってみようかなという思いもあり、今年から実行委員会に入りました。  

大妻祭実行委員の1年間のタイムスケジュールは?

Mさん:
まず、4月頃に、実行委員を募集します。それぞれ所属の部署を決めます。今年は全員で53人の委員がいます。私達は食品模擬を担当していますが、そのほかにもトークショー、装飾、体育館、アトリウムとか、場所ごとに部署が分かれていて、各リーダーを決めたりします。その後、それぞれが活動し、夏休みをまたいで、その後はあと1ヶ月で文化祭を迎える9月になるので、猛スピードで準備していきます。準備日には、文化祭実行委員だけではなく各クラスの文化祭委員の方にも手伝ってもらって、一緒に準備をして、本番を迎えます。 

Mさん:
トークショーについては、その担当者が交渉など準備を進めていってくれます。 トークショーのゲストには、これまで、佐野勇斗さん、渡邉圭祐さん、横浜流星さん、田中圭さん、DAIGOさんなど豪華なメンバーが来てくれました。今年は、俳優の綱啓永さんをゲストに迎えます。   

食品模擬のお仕事は?

Mさん:
食品模擬のお仕事は大きく二つあります。一つは、コタカキッチンとコラボのメニューを考えること。もう一つは最近はコロナでできなかったんですが、今年は出店をやることになりました。
今年のコタカキッチンのメニューは、三日月オムライスと柑橘パフェです。A棟地下1回アトリウムで食べられます。
出店の方は、コロナの間なかったので、2019年の資料などを参考にしながら、参加団体とメールでやり取りしたりしながら準備を進めています。   

Yさん:
食品模擬は、Mさんがリーダーなので、Mさんが割り振ってくれた仕事をしたり、コラボメニューのことなど、Mさんと一緒にコタカキッチンの店長と相談して準備を進めたりしています。  

比較の学びは大妻実行委員にも生きる?

Yさん:
比較は食に直接関係あることを学ぶわけではないけれど、動くときに周りを見たり、何事も広い視野を持って取り組むという点では、役に立っていると思います。何か一つのことに注意が偏りがちになった時も、こっちだけじゃなくてこっちって今どうなっているかなと、あらゆるリスクについて思いを馳せられるようになったと思います。  

Mさん:
委員会で何したらいいかわからないというときに、自分で何をするのか、すべきなのかを探しに行こうと思えるのは、比較の学びの影響かと思います。比較では、答えのない問題をディスカッションする機会もあり、そうしたときに話し合うことで、結論が見えてくること、その過程があってこそ見えてくるものがあることを学べたことが生きていると思います。 

実行委員としての喜び?あるいは難しさは?

Yさん:
まだ準備段階なので、成果が出たといった喜びはまだ味わってないですね。実行委員会の仕事を通して、お金や食の安全が絡むので、大人の方と話す時に、大人の方が考えるリスクの大きさなどと私たちが知っている知識の範囲で考えることにはすごく差があるので、様々な考え方や捉え方に接することができて勉強になります。  

Mさん:
難しさは、学校の授業があって、習い事があって、バイトがあって、そこにプラスで大妻祭実行委員の仕事が加わるので、なんかちょっと頭がパンクしそうになることが結構ありますね。喜びは大きくて、去年はコラボメニューを担当したんですが、完成を見せていただいたときは嬉しすぎました。完売できたと聞いたときにも本当嬉しかったです。 大学に入る前は、自己肯定感が低かったんですが、実行委員の仕事をして、何か仕事を担うということは、自分が存在意義を確認することにもなり、役割を持つということがまず嬉しくて、自分が何かの役に立っていることや、一員になれているということが嬉しくて、それを感じながらやっています。   

大妻祭の宣伝お願いします。

Mさん:
今年の大妻祭のテーマは「Re-:Start」です。コロナがありましたが、今年からはいろんな新しいことができるようになりました。サブタイトルは、「さあ、ここから始めよう」です。新しいことをしましょう、前向きになってみんなに様々なことにチャレンジしてほしいという思いを込めています。色で表すと、黄色やビタミンカラーですね。みんなに元気いっぱいになってほしいです。 

Yさん:
 コラボメニューをぜひ食べてに来てほしいです。 

Mさん:
出店にもぜひお越しください。  

後輩たちへのメッセージ

Mさん:
 将来のことを考える時期だとは思うんですけど、大妻には自分の居場所があると私は強く感じました。あと、私が大妻で好きなのは、みんなのファッションです。みんなめっちゃ自由で、いろんな服着ている人がいて、いろんな髪色の人がいて、異文化な感じなんですが、お互い気にせず、居心地いいです。 

Yさん:
進路ではすごく悩むと思うし、自分の将来の夢は、高校3年生、2年生で決められるものじゃないし、大学に入ってみてから気づくこともたくさんあると思うので、そこまで気負わずに、この先を考えてほしいなって思います。自分が高校生だったときに、自分を追い詰めたこともあったんですが、大学で学んで得られることがたくさんあるので、比較文化ももちろんおすすめですし、どんな学部に行っても、大妻でしか得られないものっていうのはあると思うので、ぜひ一緒に学びましょう。