卒業生の進路

日本航空株式会社

異文化理解への深い学びがさまざまなお客さまに寄り添う仕事の礎に

森平 玲奈 さん
比較文化学科 2019年3月卒業

さまざまな国際線路線に乗務していますが、ご搭乗されるお客さまの文化や習慣の違いから、それぞれの路線によって特徴があります。 比較文化学科での学びにより国や地域によって異なる文化を深く理解できるようになっていましたので、国際線に乗務しても戸惑いはなく、多様な文化や習慣、価値観をお持ちのお客さまに接するのは私にとって自然なことでした。
                                                                                       また、オーストラリアのモナシュ大学への留学で、ルーツの異なる多民族が共生する社会で過ごした経験もあり、海外基地の国籍が違う仲間と一緒に仕事をする上で生かされているように感じます。

東京ガス株式会社

世界の多様な価値観に触れて、自己を見つめ、成長した4年間でした

佐藤 賀奈美さん
比較文化学科 2018年3月卒業

海外に興味があり、世界の各地域の政治や文化、歴史などを幅広く学べる比較文化学科を選びました。アジア文化コースで学びましたが、卒業論文では留学したカナダの移民問題について研究しました。2つの地域の視点から視野をひろげ、柔軟な思考を持つことの大切さを学びました。大妻では、女性が社会で働くことについて1年次から学ぶ機会が多くあり、「女女格差」や女性の貧困、他国と日本人女性の働き方の違いを学び、自分の将来についても早くから考えることができました。この学びをもとに、就職活動では女性も働きやすい企業を志望し、現在は、業務用ガスの営業職として、法人のお客様を担当させていただいています。今後は、出産や育児などのライフイベントと仕事を両立させて、海外業務にも携わることが目標です。

株式会社テレビ静岡

物事を深く掘り下げる探究心で、地域の魅力を深く広く発信していきます

小倉 彩瑛さん
比較文化学科 2017年3月卒業

子どもの頃からガールスカウトの一員として難民問題を学んだり、海外の人と交流したりするなかで国際関係への関心が強まり、比較文化学科に進学しました。在学中は積極的にいろいろな活動をしましたが、静岡県河津町の「ミス伊豆の踊り子」に選ばれ、PR活動を体験したことで、将来は情報を発信する職業に就きたいと思い、大好きな地元静岡のアナウンサーを目指しました。 現在は、地域の人々や出来事の魅力を発信する仕事にやりがいを感じています。取材現場では対象の方と事前にじっくりと会話をして、本番でどのようにその方の魅力を引き出すかを常に考えて仕事をしています。放送を見た方から街で声をかけていただくことも多く、自分が発信したことで誰かに感動や喜びを与えられることをとてもうれしく感じています。この仕事で大切なのは、しっかりと下調べをしたうえで取材に臨む姿勢です。比較文化学科では、国内外の出来事の裏側にある歴史や時代背景を調べて、何事も興味を持って取り組むことの大切さを学びました。この学びは、地域の歴史や現状、未来について探究し、視聴者に伝える今の仕事にもつながっています。プライベートの時間には、自分の足で街探索を心掛けるなど、比較文化学科で培った探究心を大切にして地域の魅力を発信し、地域の方に親しまれるアナウンサーとして活躍していきたいです。

全日本空輸株式会社

多様な背景を持つお客様を理解し、察して行動できる人でありたいです

大野 未来 さん
比較文化学科 2017年年3月卒業

子どもの頃から続けていたヒップホップダンスがきっかけで黒人文化に興味を持ち、他国の文化や歴史、宗教などを幅広く学べる比較文化学科を選びました。卒業論文では、アメリカの黒人差別の歴史や州ごとに異なる法律に取り組み、物ごとに対し疑問を持って考える姿勢が身につきました。3年次に参加したANAのインターンシップで、理想とする女性社員に出会ったことが、ANAをめざすきっかけになりました。現在は、客室乗務員として国内線や国際線に乗務しています。チームで安全なフライトをサポートすることにやりがいを感じています。在学中に学んだ多様な文化、宗教、思想を理解する視点を持つことは、常に相手の気持ちを考え、さまざまなお客様と関わる今の仕事に直結していると実感する毎日です。

Avex Asia Pte.Ltd 〔エイベックス・アジア〕

留学や文化交流イベントを開催した経験が日本とアジアをつなぐ今の仕事の原点に

古後 友梨さん
比較文化学科 2016年3月卒業

国際政治や経済、文化への関心から比較文化学科を選び、新しい考えや知識に出会いました。
イギリス文学の授業でたくさんの物語から感じ得た「見えないものを信じる力」は、今でも大切な信念のひとつです。ゼミでは自分のルーツである在日台湾華僑の歴史とアイデンティティについて研究し、国立台湾師範大学に留学しながら、フィールドワークを行いました。
そして帰国後は日本と台湾の人々が言葉の壁を超えて出会う場を作ろうと思い立ち、日台の藝術団体を立ち上げ、定期的に芸術交流イベントを実施しました。その活動を通じてエイベックスと出会い、現在はアジアにエンターテインメントを届ける仕事をしています。言葉を介さず、人と人とがつながっていく―それを実践できるこの職場で、台湾や日本のアーティストを相互の国でヒットできるようにプロデュースするのが今の目標です。

TDK株式会社

文化や価値観、考え方の違いを受け入れる姿勢を大切にしています

森 かれんさん
比較文化学科 2016年3月卒業

ICT※を扱う国内のお客様を担当する営業事務として、主に納期管理の面で、工場とお客様の間に立ち、営業のサポートをするのが私の仕事です。TDKはグローバル企業として、経営理念にも「多様性の尊重」とあるように、同僚には外国人も多く在籍しています。大学時代に比較文化学科で多様な文化について知り、その違いを受け入れる大切さを学びました。その経験から、文化や価値観、考え方の違う外国人の同僚とも、積極的にコミュニケーションが取れていますし、自分の考えや立場を一方的に押し付けるのではなく、受け入れるという姿勢をもって、常に相手と接することができています。
これからもこれまで以上に安心して仕事を任せてもらえるよう、地道な努力を積み重ねていきたいと思います。※ICT=情報伝達技術

山梨県 笛吹市役所

文化や価値観、考え方の違いを受け入れる姿勢を大切にしています

風間 千種さん
比較文化学科 2015年3月卒業

世界の風習や文化に興味があり、比較文化学科を選びました。
大学では、古代ギリシア・ローマ文化に興味を持ち、特にギリシア神話を研究しました。
勉強するうちに人間らしい神々が登場するギリシア神話の世界観を通して解釈や考えの違いを認めることの面白さに気づき、それが自身の生き方にも多様な視点を与えてくれたように思います。卒業後は、地元で人の暮らしに密着するような職に就こうと、市役所の仕事を選びました。現在は建設部土木課で道路名や幅員の問い合わせの対応や特殊車両通行許可などの窓口業務をしています。
専門的な業務のため、学ぶべきことはたくさんありますが、大学で身につけた視野の広さを生かして日々の業務に取り組んでいます。

ANAエアポートサービス株式会社

羽田空港から「日本のおもてなし」を世界に発信していきたいです

上野 由莉さん
比較文化学科 2015年3月卒業

ANA便に搭乗されるお客さまの搭乗手続きなどのカウンター業務、ゲート業務、到着業務などを担当しています。
それらは全て、お客さまの安全を第一に守るため、訓練を受けテストに合格しなければ実際の業務に就くことができません。
出発時刻までの限られた時間の中で、一人ひとりに合った接客を迅速かつ丁寧に行うことが求められます。私が勤務している羽田空港には世界中のさまざまな国からお客さまがいらっしゃいます。大学時代に学んだ異文化に関する知識を生かして、お客さまに寄り添った対応を常に心がけています。
これからは語学力の向上をはじめ各国の文化やマナーへの理解をさらに深めて、「日本のおもてなし」を世界に発信していきたいです。

株式会社 明治

海外への関心から海外事業を展開している企業に就職

髙垣 慧子さん
比較文化学科 2013年3月卒業

在学中はイギリス文化のゼミに所属しました。
オックスフォード大学への留学も経験し、卒業論文の「中世ヨーロッパの読書史」では英語で書かれた論文も参考として読みました。
私にとって大妻女子大学は、うっすらと持っていた海外文化への興味を、留学やゼミの先生の助けを得ながらの卒業論文作成を通して、とても濃いものにできた場所です。その海外への関心は就職活動の際、海外への展開を強化していく企業を選ぶという指針にもなりました。
現在の主な業務は、会計処理や同僚のサポートです。「早く、正確に、分かりやすく」を目標にいつも心地良い存在であることを大切にし、業務に励んでいます。

株式会社日立製作所

社会に貢献する新技術の開発環境を整え研究成果や技術の価値を高める仕事です

石田 委子さん
比較文化学科 2012年3月卒業

世界の社会インフラを支え、日本のモノづくりの先端を行く企業の優れた研究者や技術者を支える存在になりたいと思い、日立製作所に入社しました。
現在は研究者の研究成果や技術者が開発した新技術に対して、研究ファンドを獲得するサポートをしています。さまざまなバックグラウンドを持つ方々の知識や考えを吸収しながら働くことに充実感を感じる日々を過ごしています。
大学では、イギリスとフランスの文化について学び、視野を広げることができました。今は国内だけでなく海外にも目を向けていかなければならない時代です。語学は当然として、日本の歴史や文化に対しても教養を深め、グローバルに対応できる人材として成長していきたいです。

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