2023.08.04

③1年生対談(後篇)-「比較文化入門」と授業外の過ごし方について教えて!

今回は、1年生対談を前篇・後篇に分けてお届けします。
後篇では、1年生の必修科目「比較文化入門」、それから大学でお気に入りのスポット、授業外の過ごし方について訊いてみました。

「比較文化入門」は、1年ゼミのように少人数の授業だから、たくさん開講されているけど、どんな風に選んだの?

Kさん:
授業内容を読んで、東アジア全般のことができる石川先生の比較文化入門がおもしろそうだと思って選びました。韓国も好きだし中国も好きだし日本も好きだから、全部学べた方がいいかなと思い、選びました。

Wさん:
私は中世のヨーロッパに興味があったので、ヨーロッパのことが学べてしかも中世だったのでぴったりな上野先生の比較文化入門を選びました。

比較文化入門では何を勉強しているの?

Kさん:
アジア全般、韓国、北朝鮮、中国、モンゴル、台湾、マレーシアなどアジア18カ国の文化・経済・政治など情報について書かれた教材をもとにして、各自レジュメを作るんですけど、私は中国の経済について、沿海地域と内陸地域の経済格差について調べました。経済のことを調べているんですが、中国の地域の政治的な特性にも気付きました。他の受講者は例えばマレーシアの女性や教育について発表してくれるので、自分が調べてなくてもいろんなアジアのことがわかり発見があるのも楽しいです。

Wさん:
テーマなどは自分で選ぶんですか。

Kさん:
受講者は、目次から好きな項目を選び、2,3人で一つの項目を担当して、分担して準備します。Wさんの比較文化入門は?

Wさん:
私の比較文化入門では、阿部謹也『自分のなかに歴史をよむ』の各章を一人一人が担当してレジュメを作ります。私の担当した章は「ヨーロッパ社会の転換点」で、レジュメを作りました。日本人が書いた文章なんですがヨーロッパについて書かれていて、日本人視点からのヨーロッパとヨーロッパ視点からの日本の文化の見方について書かれているのでいろんな考えが詰め込まれています。毎回授業では二人ずつ発表します。レジュメの作り方は先生が提示してくださり、事前に個別指導もしてくださるので、書き方は大体同じなんですが、発表者によって視点が違うので面白いです。

Kさん:
見る人の視点が違うのが面白いよね。

Wさん:
発表の後の質疑応答でも、思いもつかないような視点からの質問が来て、発見があります。

高校の授業とどう違うの?

Kさん:
私は女子高出身で、PBL(課題解決型学習)授業が導入された一年目にちょうど入学したので、自分の意見といろんな人の意見を組み合わせて、新しいアイディアを創ったりプレゼンテーションをしたりという授業が盛んな学校だったので、わりと大学の授業と似ているところもあります。でも高校時代は先生からいただいたものをベースとして準備することが多かったので自分発信じゃないこともありました。大学の場合は授業から自分が興味あるものを選べるし、例えばこれまで見たことがある映画やドラマについて当たり前だと思っていた情報を疑い、実際に自分で調べて新たな見方を獲得していく過程が面白いです。

Wさん:
私も女子高出身で、ディスカッションは英語の授業ではありましたが、普通の授業は座学が多く、先生に教えていただいて自分たちで解いて理解するみたいな授業が多かったです。大学の授業は自分が興味を持って学んでから授業に行ってより深め、新たな視点を獲得していく授業が新鮮でした。自分がしたい学びが学べるというのが高校と大学の違いかなと思います。

大学でお気に入りのスポットは?

Kさん:
最近期末レポートを書くために図書館に行ったりしているんですが、図書館の自習スペースは机が広くて使いやすいです。

Wさん:
静かな場所もあるし、お友だちと教え合っていいスペースとかもあるから、図書館なのに話し合えるスペースがあるのがいいです。

Kさん:
市立図書館だと喋れるスペースはないし、自習スペースもそんなに広くはないから、大妻図書館の勉強できるための図書館という感じが好きです。Wさんは?

Wさん:
私はA棟地下の購買の前のソファがあるスペースが好きです。あそこで友達と一緒にお喋りしたり勉強したり、あと、G棟の2階のスペースも静かで勉強にぴったりです。どこもWifiにも接続できるし便利です。

Kさん:
学内に隠れスポットがいっぱいありますよね。

Wさん:
先輩にもG棟の3階4階5階は穴場だと教えてもらいました。

授業時間外は何しているの?

Kさん:
毎日大学に来ていますが、オンデマンド授業が多い日などは、車の教習所に通っている日もあります。あと、インカレサークルに入っているんですが、近いので、先輩の中には、大妻で授業を受けて、空きコマに法政に行って、また大妻に帰って来て授業を受けている方もいらっしゃるそうです。

Wさん:
何部?

Kさん:
舞踏研究部です。

Wさん:
めちゃめちゃ興味あります。バレエやっていたので。どこにあるんですか。

Kさん:
法政大学です。

Wさん:
練習はどれくらい?

Kさん:
必ず行かないといけない日が週一で、他にも自由に練習していい時間があります。近いので授業後に通う日もあります。

Wさん:
サークルいいですね。授業外のコミュニティもできるし。楽しそうです。

Kさん:
サークルを選ぶときに、舞踏研究部に興味はあったんですがインカレサークルなので怖いかなと心配になったんです。でも、大妻に入学が決まってから、大学から送られてきた資料の中に、「サークルのすすめ」の冊子もあって、その中に、学内と学外のサークルが紹介されているんですが、舞踏研究部も大妻の「サークルのすすめ」で紹介されていたので、安心して入ることができました。それに、大妻では運動部に入る学生は、心電図検査を受けることになっていたので、安全に配慮しているんだということも安心感につながりました。(注:大妻のサークルの紹介はこちらをご覧ください。)

Wさん:
私は学外だとバイトをしていますが、学内だと学友会に入っていて、今は大妻祭に向けて準備しています。学友会では、チャリティと企業とのコラボの二つの準備を進めていて、私は企業とのコラボを担当していて、今年は大妻コタカ先生のご出身の広島県世羅町にちなんだ世羅茶の準備をしています。

Kさん:
これは美味しそう、飲みたいです。

Wさん:
比較文化学部の生徒だけではなくて、他学部の学生とも知り合えるのも学友会の魅力です。

後輩のみなさんにメッセージをお願いします

Kさん:
大学生になると自分のやりたい勉強、やりたい趣味、やりたいバイトとかいろいろできると思うんですけど、全部楽しむのは難しいと思うかもしれませんが、でも意外と自分に限界はないので、やろうと思えばなんでもできちゃうので、やりたいって0.1%でも思ったらやってみるのが吉だと思います。

Wさん:
これまでいろんな人との出会いが自分の考え方に影響を与えて来たように思います。人とのかかわりは一歩踏み出すのに勇気がいるのですが、ちょっと気になるイベントなどがもしあれば、行ってみると、自分の考えだけじゃなくて他の人の考えも得ることができるので、世界が広がり、見方も広がるので、学ぶのが楽しくなると思います。

Kさん:
私、比較文化学部に入って面白いなと思ったのは、今まで文化や歴史に興味があって、経済には興味がなかったんですが、いざ調べてみると、例えば2020年の失業率にはコロナが影響していたり、すべてが関連しているんだなということがわかって、視点が広がりました。

Wさん:
私も比較文化学部で視点が広がって一気に生活が楽しくなりました。

※今回は、1年生対談(後篇)をお届けしました。前篇は第二外国語と英語についてです。合わせてお楽しみください。