2017.10.11

台湾への長期海外研修を終えて 台湾師範大学

2016年度は、比較文化学部から2名の学生が参加しました。そこでの学びと体験談を紹介します。

研修に参加して得たこと日常会話以上の中国語能力・表現力、国際色豊かな友達、外国人にも通用するコミュニケーション能力研修の経験を、今後どのように生かしていきたいか。
これからの学習で、或いはなりたい職業を考えていく上で、留学で得た新たな視点や考えかたを用いて視野を広げていきたい。また就活などでは自分の留学経験や語学力を積極的にアピールしていきたい。中国語圏の観光に行ったときに語学力を生かしたい。

日本と台湾の文化の違い

食文化には顕著な違いがみられると思います。例えば、台湾には日本に比べて油っこい食べ物が多く、比較的に濃い目の味付けが好まれます。反対に、ベジタリアンの人口も高く、いたるところで素食のレストランや食堂を見かけることが出来ました。
さらに日本人と異なる美意識や生活リズム・生活様式を持っていると感じました。台湾人女性は、普段から化粧をしない人が多く、街で見かけるほとんどの若い女性はTシャツにショートパンツといった服装で、気温の高い台湾で暮らすにあたって、おしゃれより快適さ・涼しさを重視している印象でした。また、日本に比べてジェンダーレスなファッションの女性がかなり多いように感じました。
生活面でとても興味深かったのは、台湾では家ではあまりご飯をつくらず夜市が盛んであることでした。私の台湾人の友達の中でも、家での料理の習慣がほとんど無い場合も多く、夜市などで食べ物を持ち帰って家で団らんして食べたり、大衆食堂で食事をとることが多いようでした。加えて、日中気温が高いからか夜市が非常に栄えており、かなり遅い時間まで老若男女問わず賑わっていました。

あわせて、台湾人にバイクの愛用者が多いのも非常に興味深かったです。街でもかなりの量を見かけるだけでなく、私の周りの台湾人は男女問わず必ず一人一台は自分のバイクを持っていて日本との違いを感じました。
また、日本と比較して台湾人はオープンな性格を持つ方が多いと思いました。大らかで、どんな人にもフレンドリーに接してくれる方が多く、外国人の私にもとても暮らしやすかったです。
「オープンだな」と一番感じたのは、人目に付くあちこちでカップルがイチャついていることです。ここで日本とのギャップを感じたのは、そこには少なからず同性のカップルも含まれていたからです。その上、台湾にいた時間は半年と短い間でしたが、日本にいたときに比べて、LGBTの方に出会う機会は多く、たくさんの人が隠すことなく生活できているのは、日本よりかなり理解が進んでいるからではないかと感じました。

後輩へのアドバイス

台湾は生活様式や雰囲気が日本に比較的似ていて、人柄も優しい人が多いです。きっと楽しく有意義な留学生活を送れると思います!