2013.07.02

オックスフォード大学ハートフォード・カレッジへの留学を終えて(3年生加藤依理さん)

オックスフォード大学ハートフォード・カレッジへの留学を終えて(3年生加藤依理さん)
比較文化学部には、イギリスのオックスフォード大学ハートフォード・カレッジへの長期留学制度があります。昨年、本制度を利用してイギリスへ留学したのは、3年生の加藤依理さんです。
加藤さんは、2年生の後期(2012年秋~2013年春)をオックスフォードで過ごしました。3年生になった今は、英文学のゼミに入り、イギリスの文学・文化について専門的に学んでいます。今回は加藤さんから寄せられたアンケート結果をご紹介します。

1.研修に参加し印象的だった事柄は何ですか。

オックスフォードは私の想像以上に風格漂う、伝統的な街でした。そのような夢の地で生活出来たことを本当に嬉しく思います。

2.研修中に、どのような困難な状況に遭遇しましたか。

留学当初は、他大学の学生と自分の英語力の違いに愕然とし、スピーキング、リスニングに重点を置いて学習すべきだと痛感しました。また、個人の意見を迅速に述べる必要性と、その難しさにも気づきました。

3.研修に参加して、自分は何を得たと思いますか。

英語圏に対する興味はもちろんのこと、今まで視野に入れていなかった事柄に関心を示すことの重要性、また忍耐力と持続力が自分自身を成長させるための糧になるのだと実感しました。授業内容を徹底的に復習し、出来る限り多くのオックスフォード生と触れ合うことで、英語を使う時間を多く作りました。その成果もあり、留学前のTOEICのスコアから300点近く伸びました。

4.研修に参加して得た経験を、今後どのように生かしていきたいと考えていますか。

今回の研修は、将来の展望を広げる多くのきっかけを与えてくれるものとなりました。人との繋がりと大切にすることで自分の世界も広がると気付くことが出来たので、国際的に活躍することの出来る、世界に関わることの出来る一人となるべく、一つ一つの出会いを大切にし、現状に甘えることなく日々飛躍していきたいという思いを強くしました。

5.日本と研修先の国における文化について、どのような違いがあると感じましたか。

イギリスは、多くの建築物からもわかるように、あらゆるものが歴史的であり、伝統を重んじたうえに現代の文化を築いている国だと感じました。クリスマス等、イベント事を通して人との繋がりを大切にしており、親しみやすい国民性を持っていると思います。

6.後輩へのアドバイスをお願いします。

一つ残念な点が、イギリスの方とより日本人と関わる時間が多いことです。(授業、アコモデイション等はすべて日本人のみのため)自ら積極的に様々なイベント等に参加し、多くのオックスフォードの学生と関わる時間を作ってください。英語力向上はもちろんのこと、一生忘れることのない素敵な思い出も沢山出来るはずです。