2018.06.09

オーストラリアへの長期海外研修を終えて モナシュ大学付属語学学校 MUELC

比較文化学部の海外研修プログラムには、オーストラリアのモナシュ大学への長期海外研修(半年)があります。2017年度は、8名の学生がこの制度をつかってモナシュ大学付属語学学校MUELCへ研修に行きました。その体験談を紹介します。

この研修を通してさまざまな国の文化に触れ、今まで以上に異文化に興味が湧いたので大学では異文化について深く学びたいと考えています。そして将来は外資系エアラインのキャビンクルーになっていろいろな国へ行き、いろいろな国の方と英語を通じてコミュニケーションをとりたいと考えています。
7か月間学んだ英語は絶対に無駄にはしたくないです。帰国後のアルバイトも海外の方に日本を伝えるものを行うつもりです。

現地の友達と会話した時に大事なことはペラペラ英語が話せることではないということを学びました。もちろん話すことも必要ですが、それよりもどれだけ自分が伝えようとする意欲があるのかが大事だと思いました。

私も伝わらない時には、何度も違う単語や違うフレーズで頑張って伝えようとしました。そうすることによって、相手は聞く姿勢をしてくれたし、たまには私の違う英語を指摘してくれました。怖がらずに何事にも挑戦することだと思いました。

国など関係なく、友達ができたことや、ホームステイ先のファミリーと交流することなどを通じて留学前よりも自分が積極的になったと感じます。

オーストラリアでは知らない人同士が電車やお店で会話をしたり、困っている人がいたら積極的に声をかけたりする人が多く見られ、フレンドリーな人が多いと感じた。また、人目を気にしている人が少なく、ストレスを感じず、多くの人がのびのびと生活していると感じた。オーストラリアは住みやすい環境だと思う。

オーストラリアでは、性別や社会的地位に関係なく、個人の能力や中身を公平に評価してくれていると感じる機会が多く、この点が日本と違うと思いました。

他のアジア人、中国人や韓国人の方がgrammar能力は日本人よりも劣るがspeaking能力が非常に高いと感じました。彼らは文法が分からなくとも話そうとする意志が強く、たとえ文法が分からなくとも伝えようとする気持ちが強く、留学する日本人が一番はじめに見習うべき部分だと思います。
学校にいる中国人の多さが印象に残りました。同じクラスの中国の子たちが本当にいい人ばかりで一緒に下校したり、英語を教えあったり、クラスの子たちのおかげで学校がとても楽しかったです。

新しく学んだ単語などを意識して使いながら会話をするとどんどん語学力が上がると同時にコミュニケーション力も上がり、オーストラリアの人たちとの会話がとても楽しく感じました。また人の優しさも知りました。女性のために電車のドアを開けてあげることや、ドライバーが歩行人に道を譲ることなど、些細な優しさがとても目に付き私も見習おうと思いました。

大変だったことはステイ先を変えたときです。なぜ変えたいのかというはっきりとした理由を自分の口でホストマザーに伝えるのはとても辛いことでした。言ったら相手を傷つけてしまうのではないかという不安があって話すのに時間がかなりかかりました。ですが物事をはっきり言わないと向こうの方にはわかっていただけないので言うしかないのです。そして一緒に留学をしていた仲間にたくさん励ましてもらい乗り越えました。