2014.04.29

中国への長期留学を終えて 南開大学漢語言文化学院

比較文化学部の海外研修プログラムには、中国の南開大学への長期留学(半年)があります。2013年度に、本制度を利用して中国へ留学したのは、現在4年生の田中麻里矢さんです。
田中さんは、3年生の後期を南開大学で過ごしました。今回は田中さんの体験談を紹介します。

1.研修に参加して、自分は何を得たと思いますか。

様々なバックグラウンドを持つ考え方も異なる留学生と共に過ごし、刺激を多くもらいました。クラスメイトの中には数ヶ国語使える人が多く、休み時間には色んな言語が飛び交っており、私自身も勉強に対して語学に対しての欲が生まれました。また中国文化を知るだけではなく、留学生と交流することで本からは学ぶことの出来ない各国の文化・国民性などを知ることが出来ました。

2.研修に参加して得た経験を、今後どのように生かしていきたいと考えていますか。

研修を通して気づいたこと、新たな発見をアジア文化コースでの学びに繋げていきたいと思います。また異文化に触れて日本の素晴らしさに気づきました。この日本の良さを多くの人に伝えていきたいと思っています。現在就職活動中ですが、日本の良さを海外にも発信していくような企業に勤められればと思います。

3.日本と研修先の国における文化について、どのような違いがあると感じましたか。

イメージと違ったことは道を聞いたら親切に教えてくれる人が多いこと。中国に着いたばかりでほとんど中国語が話せない頃に1人で北京まで旅行に行きました。駅で迷っていたとき同じく北京に行くという老夫婦に会い、北京駅まで一緒に行くことになりました。その際、切符を買うのを手伝ってくれてとても親切でした。

4.後輩へのアドバイスをお願いします。

語学力向上のための留学ではなく他に目的を持って行く方がいいと思います。日本にいても工夫次第でいくらでも語学力は伸ばせます。逆に留学に行ってもずっと日本人の輪の中にいれば伸び度合いは高くはないでしょう。つまり何事も自分次第です。留学は学生のうちしか出来ません、是非行ってください。中国留学したいけど何となく危険そうだから迷っているという方は、是非直接自分の目で見てみてください。中国へのイメージが大きく変わると思います。