2014.04.29

イギリスへの長期留学を終えて オックスフォード大学ハートフォード・カレッジ

比較文化学部の海外研修プログラムには、イギリスのオックスフォード大学ハートフォード・カレッジへの長期留学(半年)があります。2013年度に、本制度を利用してイギリスへ留学したのは、現在3年生の小澤真妃さんです。 小澤さんは、2年生の後期(2013年秋~2014年春)をオックスフォードで過ごしました。今回は小澤さんの体験談を紹介します。  

1.研修に参加し印象的だった事柄は何ですか。

オックスフォードという街には歴史的な建物が多くあり、歴史や伝統を重んじるイギリスを自然に知ることができました。また、イギリスの教育や歴史についてエッセイを書くことや、プレゼンテーションを行ったことで、語学だけでなくイギリスについても学びました。さらに、実際にイギリスの小学校を訪問し折り紙を教えたことで、日本の文化を伝える良い経験となりました。

2.研修に参加して、自分は何を得たと思いますか。

この研修を通して得たものは、積極的に行動する力でした。自分の意見を英語で話すこと、オックスフォード生と交流すること、英語の本を読むこと、様々な場所に訪れることなどを積極的に実践することで英語力を伸ばしました。限られた時間を有効に活用するためにも、積極的に行動しなければ、有意義に過ごすことはできませんでした。また、イギリスの文化やビジネスに関してのプレゼンテーションを行ったことで、積極性や語学だけではなく、人に伝える力も同時に得ました。英語で学び、英語で伝える経験ができたことを嬉しく思います。

3.研修に参加して得た経験を、今後どのように生かしていきたいと考えていますか。

今後はイギリスで得た英語力を継続させ、TOEICの点数を伸ばしていきたいです。また、私はアメリカ文化コースに所属しているので、アメリカとイギリスの外交や文化などを比較し、今後の国際関係について考えていきたいと思っています。

4.日本と研修先の国における文化について、どのような違いがあると感じましたか。

イギリスは伝統を重んじる国でした。その背景には伝統的な君主制という歴史的背景もありますが、イギリス人自身から伝統を好み、古き良きものを大切にする姿勢がうかがえました。私たちは、常に効率や機能性を求め新しいものを作り出し、伝統を忘れがちですが、改めて古くからあるものを大切にする姿勢を忘れてはいけないと気づかされました。特に、ナショナルトラストという団体がイギリスの素晴らしい自然や建物を大切にする活動を行っていることが印象的でした。さらに、美術館や博物館は無料で入場できるので、気軽に素晴らしい芸術作品を鑑賞できることも、イギリスの文化とも言えます。

5.後輩へのアドバイスをお願いします。

この留学では、語学だけでなく、イギリスの文化や社会なども学ぶことができ、今日の日本を比較する良い機会になると思います。様々なことに挑戦し、限られた時間を思う存分に楽しみ、自身の経験を増やしてほしいなと思います。イギリス以外にも、ヨーロッパの様々な国を訪ねてみるのも、おもしろいと思います。