2014.04.15

ドイツ フライブルク大学への留学を終えて

比較文化学部では、フライブルク大学へのドイツ語研修を行っています。 今回は、2013年度の参加学生の声をお届けします。 平成25(2013)年度 短期ドイツ語研修参加学生へのアンケートより

1.研修に参加し印象的だった事柄は何ですか。

○街並みがとても美しかったです。また、1ヶ月間の中で、温度差が激しくて驚きました。

2.研修中に、どのような困難な状況に遭遇しましたか。

○トラムの切符販売機や洗濯機など外国の機械類はもちろん説明書もなく、ガイドブックにも載っていないのではじめのうちは困りました。 ○寮はオートロックだったのですが、鍵を部屋の中に忘れて出てしまい中に入れなくなりました。事務室は業務時間外だったので、事務員の方に電話をかけて来ていただいたのですが、電話で事情を説明して、どうすればよいかというのを理解するのが大変でした。事務員の方が英語を話せたのでよかったのですが、それでもなかなか聞き取れず、力不足を身に感じました。

3.研修に参加して、自分は何を得たと思いますか。

○異なる文化の中で生活をすることの楽しさや難しさを学びました。また、研修中での様々な経験で、度胸や行動力を身に付けることができたと思います。 ○実際に教会やお城、旧市街などを見て、歴史や宗教について考えると、見なければ考えつかないようなことを思ったり、考えたりしました。 もっと勉強してくればよかった、と思うことがたくさんありました。しかし、逆に「何を勉強すればいいか」 が見えたことになり、それによって自分がどんなことに興味があるのかも大分わかりました。

4.研修に参加して得た経験を、今後どのように生かしていきたいと考えていますか。

○卒業論文のテーマを選択する時に、今回の研修で感じた文化的価値観の違いを参考にしたいと考えています。 ○研修で得た度胸や行動力を、就職活動に生かしていきたいと思います。また、独検にも挑戦し、ドイツ語力を高めていきたいと考えています。 ○自分の語学力の無さが、ドイツで生活している間ずっと悔しかったので、その悔しさをバネにもっとドイツ語をがんばって勉強したい。

5.日本と研修先の国における文化について、どのような違いがあると感じましたか。

○スーパーでのビン・ペットボトルの回収ボックス、エコバックを推奨していることなど日本よりも環境に対する政策が徹底されているように感じました。 ○他人との関わりが多いと感じました。お店の人と挨拶をしたり、エレベーターに乗り合わせた人と雑談をしたりと、日本にはほとんどない文化だと思います。とても素敵だと思いました。

6.後輩へのアドバイスをお願いします。

○不安なこともあると思いますが、なかなか研修に行ける機会は少ないので、積極的に参加して欲しいと思います。そして、ドイツ語をもっと上達させたいと考えている人には、ぜひ行って欲しいです。 ○ガイドブックを読みあさっても、その国のことを文字だけで学んでも現地に出向かなければ得られないものがあると、私は今回思い知らされました。機会があるならば、是非海外研修プログラムに参加してみてください。自分の価値観、視野が変わります。 ○初めての海外でとても不安だったのですが、とても楽しく良い経験ができました。 ドイツ語を習い始めて3か月の状態で行きましたが、ドイツの人々は英語が上手だったので、なんとか話が通じました。寮はドイツ人の学生とルームシェアをしました。そこの人たちもとても親切で、楽しく過ごすことができました。 ○「町並みがきれい」「おしゃれなイメージ」確かにそれはあるけれど、勉強することを考えたらそれなりの覚悟をもって希望する必要があると思う。旅行ではない、留学という手段がなにを意味するのか、考えてほしい。でもその分、自分次第で内容の充実度は変わると思う。臆せず、 常に好奇心を持って留学を楽しんでもらいたい。